テクニカル インジケータ活用ノウハウ「ヒンデンブルグ オーメン」。
相場の暗雲が近づいてくると警鐘を鳴らすように設計された指標。
(英)Hindenburg Omen
非常におどろおどろしいネーミングを与えられた市場の現象のことです。
ヒンデンブルグは1937年に米国で爆発・炎上・墜落したドイツの軟式大型飛行船(水素飛行船)の名前に由来しており、オーメンは昔のオカルト映画のタイトルにもなっていましたが「前兆、兆し、縁起」といった意味です。
このヒンデンブルグ・オーメンは米国株の急落を示唆するといわれる指標のことで、株価の先行きに警鐘を鳴らすシグナルともされています。
株暴落の前兆として、2010年7月23日から25日の3日間に米国株式市場に起きた現象から、盲目の物理学者であり、数学者でもあるジム・ミーカ(Jim Miekka)が導きだしたとされます。
過去のロイターのデータによれば、ヒンデンブルグ・オーメンが確認された後、77%の確率で株価が5%以上下落しています。
またパニック売りとなる可能性は41%、暴落となる可能性は24%と言われています。
ヒンデンブルグ・オーメンが発生しても下落しないケースもあり、2010年8月には、FRBがQE2を示唆したことで回避されました。
但し、1985年以降で米国株が暴落した際には、いずれもヒンデンブルグ・オーメンが確認されています。
発生条件は諸説ありますが、直近では以下の4つの条件が同じ日に起こったときにヒンデンブルグ・オーメンのシグナルが出たとみなすことができるとされています。
(2については除外されるケースもあります)
この2つの数字うち、小さい方の銘柄数が75より大きい
(または10週移動平均が上昇している)
ヒンデンブルグ・オーメンは一度発生すれば以後の30営業日間は有効とされますが、マクレラン・オシレータがプラスになれば無効と見なします。
ヒンデンブルグ・オーメンは最近では2016年9月23日に出現しています。
※この記事はマクレラン・オシレータの補足記事です。
日経平均 | 32506.78(+289.35) |
TOPIX | 2236.28(+16.49) |
JASDAQ | 164.28(-0.47) |
ダウ平均 | 33562.86(-199.90) |
S&P500 | 4273.79(-8.58) |
NASDAQ | 13229.42(-11.33) |
ドル/円 | 144.642(+0.172) |
FTSE100 | 7586.80(-13.19) |
ハンセン | 19099.28(-9.22) |
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