テクニカル インジケータ活用ノウハウ「平均足スムーズド」。
相場の動きをわかり易く視覚化した「平均足」を寄り視覚的にし、ダマシを減らした指標。
(英)Heiken Ashi Smoothed
平均足はその計算の性格上実体部分が長くなる傾向にあり、そのために特に四本値ローソク足との併記表示では四本値ローソク足が見えにくくなると言う難点があります。
平均足スムーズドはオリジナルの平均足の実体が長くなると言う点を平均足を平滑化することで改善し、併記の四本値ローソクチャートを見やすくしたものです。
また、この平滑化による比較的短く滑らかな実体の連続は視覚的なトレンドの把握と言う点でもメリットがあり、見やすくトレンドの判断が容易であると言う特徴があります。
但し平滑化のために、反応は遅くなっていますが、その分ダマシが少ないため、トレンドの初期の信ぴょう性は高いと言えます。
平均足スムーズドはいわゆる「平均足」の時系列データ数本(任意のサンプル数)の平均を求めたものです。
平均本数を多くすればするほど反応は遅くなりますが、増田足同様に三本程度がトレンドの信憑性が高いと思われます。
① 平均化四本値の作成(平均足の四本値を使います)
平均化始値 = 平均足始値の平均
平均化高値 = 平均足高値の平均
平均化安値 = 平均足安値の平均
平均化終値 = 平均足終値の平均
② 平均化四本値による平均化平均足の作成
平均化平均足始値 =(1本前の平均化始値+1本前の平均化終値)÷ 2
平均化平均足終値 =(平均化始値+平均化終値+平均化高値+平均化安値)÷ 4
平均化平均足高値 = 平均化始値、平均化高値、平均化終値の最大値
平均化平均足安値 = 平均化始値、平均化安値、平均化終値の最小値
③ 平均化平均足による平均足スムーズドの作成
平均足スムーズド始値 = 平均化平均足始値の平均
平均足スムーズド高値 = 平均化平均足高値の平均
平均足スムーズド安値 = 平均化平均足安値の平均
平均足スムーズド終値 = 平均化平均足終値の平均
平均本数などは任意です。
平均計算式には反応を早くするために平滑化移動平均などを使います。
下の図はローソク足(陰陽足)と平均足スムーズドを併記したものです。
陰陽足や通常の平均足と比べて平滑化されて短い足できれいに並んだ陰陽足がトレンドを明確に示しています。
上の図はモノクロですが、平均足スムーズドの陰線陽線はソフトウェアで色分けされるのが普通です。
上の図で色の薄い陽線は青、色の濃い陰線はピンクと言った感じで表示されるため、一目で上昇トレンドにあるか下降トレンドにあるかが判断できます。
これは平均足の機能を更に明確化したものと言えます。
但し、上の図の平均足スムーズドの上昇シグナルである陽線連続の終盤では、実際のローソクがレンジ内を上下しているのがわかると思いますが、このようにトレンドの勢いがなくなると共にダマシが増えると言う特徴があります。
平均足スムーズドはトレンドの状態はわかり易く表示されますが、トレードのタイミングなどのシグナルが出るものではありません。
あくまでも中期トレンドの目安として他の指標などと併用するのが望まし使い方です。
日経平均 | 31913.74(-593.04) |
TOPIX | 2206.30(-29.98) |
JASDAQ | 164.28(-0.47) |
ダウ平均 | 33665.49(+92.21) |
S&P500 | 4268.58(-15.27) |
NASDAQ | 13127.54(-148.86) |
ドル/円 | 144.642(+0.172) |
FTSE100 | 7624.34(-3.76) |
ハンセン | 19252.00(+152.72) |
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