テクニカル インジケータ活用ノウハウ「エルダー線」。
ブルパワー線(強気線銭)とベアパワー線(弱気線)の二つの指標で相場の勢力を測定する指標。
(英)Elder Ray(Bulls Power Ray)(Bears Power Ray)
エルダー線は、それぞれ単独の指標としても参照されるブルパワー線(Bulls Power Ray)とベアパワー線(Bears Power Ray)の2本の線で表わされた指標で、エルダーレイ(Elder Ray)とも呼ばれ、投資関連の著作などで知られるアレクサンダー・エルダー(Alexander Elder)によって1989年に発表されたインジケーターです。
ブルパワー線とベアパワー線の二本を一つの指標として使う場合にエルダー線と呼ばれます。
目的としては市場の表層に現れないブルパワー(買い圧力)とベアパワー(売り圧力)の勢力を見るために考案されたものです。
ブルパワー(Bulls Power)と命名されたライン(ray)は、高値と指数平滑移動平均との乖離率を時系列に並べたものであり、同様にベアパワー(Bears Power)と言うラインは、安値と指数平滑移動平均との乖離率をならべたものです。
ちなみにブルとは牡牛のことで、角で下から突き上げる動作を捉えて上昇相場のシンボル、一方のベアは熊を意味していて、爪を立てた腕を上から振り下ろして襲いかかる動作を捉えて下落相場のシンボルとされています。
相場金融の世界ではこのブルとベアは強気弱気の定着したシンボルです。
計算はシンプルで…、
ブルパワーレイ = 高値 - n日間の終値による指数移動平均値
ベアパワーレイ = 安値 - n日間の終値による指数移動平均値
…で求められます。
nの日数は任意ですが、エルダーは13日を標準値としているようです。
この方法ではブルパワー(買い圧力)は当日の相場が探った高値が直近の平均終値に対してどこまで伸びたのかを判断材料とし、ベアパワー(売り圧力)は当日試した安値が直近の平均終値に対してどこまで下値を探ったのかを見ています。
※ベアパワーが0以上では中立であり、0以下で売りのポイントです。
(安値更新中ベアパワーが前回最低値より高く、ボトム形成から上昇に転じた時)
※ブルパワーが0以下では中立であり、0以上で買いのポイントです。
(高値更新中ブルパワーが前回最高値より低く、トップ形成から下降に転じた時)
エルダー線を逆張りで用いる場合には、ちょうど50%を超えた地点と-50%を割り込んだ2つの地点が売買のエントリーポイントとなります。
日経平均 | 32506.78(+289.35) |
TOPIX | 2236.28(+16.49) |
JASDAQ | 164.28(-0.47) |
ダウ平均 | 33525.92(-36.94) |
S&P500 | 4264.47(-9.32) |
NASDAQ | 13229.42(-11.33) |
ドル/円 | 144.642(+0.172) |
FTSE100 | 7599.35(-0.64) |
ハンセン | 19099.28(-9.22) |
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