テクニカル インジケータ活用ノウハウ「カオスアリゲータ」。
三本の移動平均の拡散と収束でエントリーポイントを探る指標。
(英)Chaos Alligator
カオス・アリゲーター(Chaos Alligator)は三本の移動平均線を用いたトレンドフォロー系のテクニカルインジケータです。
三本の移動平均線は平滑移動平均(EMA)で計算したものを使い13日線、8日線、5日線を用います。
複数の移動平均を用いる手法にはグランビルなどのものが有名で平均線の交叉点をトレンド転換のポイントと見なすような見方をするのが通常ですが、カオス・アリゲーターでは三本の線が収束してくる様子と、拡散してゆく様子を観察して、収束したポイントがシグナル発生点と見なされます。
アリゲーター(鰐)とはこの収束と拡散がワニの口の開け閉めに似ているように見えることから名づけられました。
三本の線は上部のものから上あご、舌、下あごに見立てられるようですが、上昇では上から5日線、8日線、13日線の順に並んだものが拡散(口が開いた状態)と見なされ、逆に下降では上から13日線、8日線、5日線が並んだ状態で拡散と見なされます。
カオス・アリゲーターでは、この順番ではない曖昧なものは仮に特定の線分同士が乖離したように見えたとしても、拡散とは見なさないわけです。
「グランビル」の法則と同様に上昇相場では短期線が上にきて、長期線が下に来ます。
これとは反対に下降相場では長期線が上にきて短期戦が下に来ます。
つまりトレンドが転換するとこの二つの線は位置が入れ替わるわけですから、当然二本のラインが描くバンドは収束します。
考え方自体はグランビルと同じと言う事になるので、シグナルの発生もトレンドフォロー系特有の遅延が見られます。
特徴は拡散と収束と言うワニの口の動きで相場の方向と勢いを視覚的につかもうとするところで、拡散から収束に向かうとトレンドの勢力が落ち着いてきたことがビジュアルとして見えると言うことがあります。
この勢いを更に視覚化してわかり易くしたものが、「ゲーター・オシレーター」です。
買いシグナル:収束・交叉の後の、上から5日線、8日線、13日線の順に並んだ拡散。
売りシグナル:収束・交叉の後の、下から5日線、8日線、13日線の順に並んだ拡散。
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