TRIX 仕組みと用法 / 基本四要

TRIXとは

(英)TRIX / The Triple Exponential Moving Average Oscillator
  (三重指数平滑化移動平均指標)


TRIX(トリックス)はジャック・ヒューストン(Jack Huston)によって考案された騰落指標で、MACDによく似たトレンド系の使い方をしますが、TRIXは騰落率で描かれるものであるためオシレータ系の指標に分類されます。

RSIやストキャスティクスなどのオシレータは一定期間の価格レンジに対して直近終値がどのような位置にあるかと言う見方をするのに対してTRIXは前日の指数移動平均値に対比して当日のそれがどのような位置にあるかを見るもので、その点が大きく異なります。

オシレータですが買われすぎ売られすぎのポテンシャルを見るというより、トレンド系のように方向性・転換位置を見る目的で使われます。

TRIXの計算方法

EMA1=終値のn 日指数平滑化移動平均
EMA2=EMA1のn 日指数平滑化移動平均
EMA3=EMA2のn 日指数平滑化移動平均

TRIX=(当日のEMA3-前日のEMA3)÷前日のEMA3×100%
※前日比の騰落率です。

SIGNAL = TRIXののn 日指数平滑化移動平均

見方、使い方、トレードのタイミング

TRIXの値は原則-100%から100%までの間で推移しますが、通常数パーセントの値で動きます。
買いのシグナルは、TRIXの値がマイナスからプラスへ転じた点、売りのシグナルはプラスからマイナスへ転じた点で発生します。

  • TRIXが0%を上抜けると買いシグナル。
  • TRIXが0%を下抜けると売りシグナル。



また、TRIXをさらにもう一度平滑化したSIGNAL線とのクロスで見る方法があります。

  • 0%以下でTRIXがSIGNALを上抜けると買いシグナル。
  • 0%以上でTRIXがSIGNALを下抜けると売りシグナル。



TRIXの注意点

0%クロスの場合シグナル発生が遅くなるため、そのことによるミスが多々見られます。
SIGNAL線とのクロスの場合は、シグナル発生も早く有効性が増していますが、その分ダマシも発生しています。

実践ではSIGNAL線とのクロスによるシグナル発生を基本にストキャスティクスなどの他のオシレータ系指標と組み合わせる方法が有効とされ、オシレータ系の指標を見極めるトレンド系指標と同じような使われ方をする例が多いようです。

前日との対比と言う特殊なオシレータであるためRSIなどのような張り付きによるダマシはありませんが、値動きとTRIXやSIGNALの関係に逆行現象がみられることがあります。
一般的にこの逆行現象が見られる場合には、トレンド転換が近いと考えられます。

テクニカル計算式 エクセルファイル

MACDはトレンドが明確であれば非常に有効なシグナルを発生しますが、もち合い相場や動きの少ない相場では、微妙な動きに反応するようになり、意味のないシグナルを多発したり、逆向きのシグナルを出したりもします。

さらにいくらMACDの反応が早いとは言え移動平均と言う過去のデータの平均値を使っているものであるために、価格の上下動の変化が早すぎるとその動きについてゆけなくなります。

MACDは定義されている意味でのオシレータではありません。

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