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一目均衡表

テクニカル分析スキル集「一目均衡表」

チャートを時間的にずらすことで日柄の対比を視覚化し、その対比のモメンタムから現在の相場のポテンシャルを探ろうとする定番のインジケーター。

一目均衡表とは

(英)Ichimoku

「一目」と言う少し変わったネーミングですが、その内容も他の指標と比べてやや変わったものです。

これは相場評論家の細田悟一(ほそだごいち)が一目山人(いちもくさんじん)のペンネームで発表した指標で、日本のテクニカル分析のお家芸とも言える長大な市場データを元にした、相場の緻密な類型分析、再帰性分析をベースにしています。

テクニカル手法はほぼ開発者の主観的な直感や経験上の知識などからロジックが作られるものですが、「一目均衡表」はその「開発者の主観的な発想」が際立っており、またその「アイディア」が必ずしも明解とは言えないため、使用者ごとに解釈が成り立つような指標です。

残念ながら、こうような思想がなぜ成立するのかと言う説明は簡単ではありません。

ただ、細田の独特の相場観だけでこれを完成できたと言うことは、細田自身には明確なビジョンと信念があったと思われ、少なくともそのチャート部分は、現在でもうまく相場を説明できる指標として、高い人気を持っています。

また、広く使われている相場の参照指標としての「一目均衡表」の計算方法や基本的なチャートの使い方はきわめて単純であるため、一目均衡表のチャート部分は、定番のテクニカル指標の一つと言えます。

「一目均衡表」はコンピュータのない時代に人海戦術(一説にはのべ2000人)と、細田の驚くべき執念で作られたものです。

細田が「相場を一体どうとらえ、そこに一体何を見ていたのか」と言う難解な思想部分も、今なお多くの投資家の好奇心を刺激しています。

一目均衡表は過去の相場の価格動向の描く位相を詳細に類型化して、その類型を現在・未来の相場形に適用しようと言う意図で作られています。

この過去相場の類型化による分析と見立てと言う方法は我が国テクニカル分析の伝統的な方法で、酒田五法や柴田足など有名な手法が数多く存在しますが、「一目均衡表」でも相場心理が「過去位相を一定のサイクルで再現させる」との前提で、過去の現出パターンに対して現在の位相が示す相関性を分析します。

このため「一目均衡表」の「雲」は、過去の値動きに現出した「抵抗値」「支持値」が現在の相場における「心理的抵抗ライン」「心理的支持ライン」に反映しているとする考えを、「モメンタム」(過去のチャート位相から現在のチャート位相の勢いを見る)と言う視点によって際立たせた手法と捉えることも出来ます。

また時間的にズレたチャートを重ねると言うアイディアは「一目均衡表」のできた時代に重視されていた「日柄」(相場の周期性、帰納性)の研究から生まれたものと思われます。

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一目均衡表の計算方法

転換線=(当日を含む過去9日間の最高値+9日間の最安値)÷2

基準線=(当日を含む過去26日間の最高値+26日間の最安値)÷2

先行スパン1=(転換値+基準値)÷2を当日を入れて26日将来に移動(移動したチャート描画)。

先行スパン2=(当日を含む52日間の最高値+52日間の最安値)÷2を当日を入れて26日将来に移動(移動したチャート描画)

遅行スパン=終値を26日過去に移動(移動したチャート描画)

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見方、使い方、トレードのタイミング

チャートには転換線、基準線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパン(遅行線)の5つの線が描かれて、先行スパン1と先行スパン2の間は「雲」と呼ばれる帯として描かれます。

ここで参照されるのが、「転換線」、「基準線」、「雲」の3つです。

値動き線が「雲」より上にあれば上昇トレンド、下にあれば下落トレンドであると解釈します。

また、値動き線の「雲」への突入はトレンド転換ポイントの目安となり、上抜ければ上昇サイン、下抜ければ下落サインとなります。

また、「雲」の厚さは相場のレジスタンス(抵抗性)やサポート(支持性)の強さを表しており、厚ければ厚いほど値動きの接近や交差を跳ね返す力も強く、相場の反転が難しいとされています。

次に、転換線と基準線の関係でシグナルを読むことが出来ます。

基準線は中期トレンドを示す線であり、上向きの基準線は上昇トレンド、下向きの基準線は下落トレンドとなります。

転換線が基準線とクロスすると相場の転換点を意味し、転換線が基準線を上抜けると上昇トレンド、下抜けると下落トレンドの発生とされます。

また遅行スパンによる判断と言う一目均衡表独特の見方があります。

遅行スパンが26日前の値動き線を上抜ける場合には強気相場、反対に遅行スパンが26日前の値動き線を下抜ける場合には弱気相場への転換が示されると言われます。

逆に雲に上値を押さえられる場面や雲に下支えされる場面では上値の重さや下値の堅さを表すとされます。

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「一目均衡表」の基本的な定義

時間論

多くのパターン分析の相場観と同様に「一目均衡表」においても「日柄」がもっとも重要とされます。

これは「相場の主体は時間的位相であり価格はその結果としてついてくる」という考えをベースにしています。

基本数値は時間論を考える上で非常に重要とされますが、これは開発者の主観と思われる要素の色濃い部分です。

細田はその「長年の経験則と文献の研究によって、9、17、26の三つの数字は自然の摂理を体現したものであり、森羅万象すべてこの数字の影響を受けていることを発見した」としています。

このサイクルについては、日本では移動平均で5、10、20などが使われ、欧米では6や13、25などが良く使われると言った相場の癖やサイクルを良く表す数値と言う意味で、フィボナッチ数列や黄金比なども同様の考え方で使われるものです。

基本数値9・17・26の基本数値を元にして、一目均衡表では9を2倍して1を引いた17、同様に9を3倍して2を引いて26などが基本数値として用いられます。

1や2を倍数から差し引くのは基準点が重複するからです。

つまりあるピークやボトムは終点であり始点であると言う事で、その起点は前後の二つのサイクルで重複してカウントされているから1を引くと言うことになり、この重複点が増えればその分倍数からマイナスされてゆきます。

数値として33・42・52・65・76があり、9・17・26を単純基本数値と呼ぶのに対して複合基本数値と言います。

ピークやボトムからのサイクルをカウントすると基本数値に近いサイクルであることが頻繁に認められます。

三節一期一目均衡表では9を一節、17を二節、26を三節とし、三節を一期とします。

更に、三期を一巡(76)、三巡を一環(226)、三環を一巡環(=676)としてサイクルを測ります。

上昇相場では、最初の一波動を一節(9日)、中間の押し目と最後の一波動と大底からの一波動を二節(17日)を基本数値と考え、波動は長くても129日か172日で転換すると考えます。

下落相場では、第一波動を33日とし、一節、二節は一時的な止まり値や中間の戻り値で出現することが多いとされています。

対数価値「対等数値」とは過去に生じた相場の位相を未来に当てはめてみて、その再帰性を確認することで転換点の再現を予測しようとするものですが、「一目均衡表」の場合、その再帰性を拾い出すための時間的な区切りを一定範囲に固定すると言う極めて独特の見方をしています。

再帰性とは「日柄」と呼ばれるもので一目均衡表の思想では重要なものです。

この「再現サイクルを固定的にとらえる」と言う考えも非常に主観的なものです。

但し一目均衡表チャートで固定される日柄も、実際の値動きの上では変化日から変化日の日数カウントが優先されます。

波動論

基本波動一目均衡表では三つの基本波動を根本原理としています。

  1. I波動:上昇もしくは下降だけの一本道。
  2. V波動:上昇から折り返して下降、下降からの再上昇の二位相。
  3. N波動:上昇・下降・上昇、下降・上昇・下降の三位相。

基本はどうはI波動、V波動が繰り返され、最終的にはN波動に集約するとされます。

また、上昇し始めた価格は、N波動を完成するまでは下降に転じることはなく、下降し始めた価格はN波動を完成するまでは上昇に転じないと考えます。

これらはいわゆるチャート・フォーメーションの考え方であり「一目均衡表」の基本的な考えは全てこのチャート・フォーメーションをもとにしています。

この波動の作るフォーメーションに日柄の概念や、押し戻しの値幅比率についての概念が融合しているとされます。

縮小波動三角旗型(先細り)に値動きの振幅が収斂してゆく形で、いわゆる「トライアングル」とか「ペナント」と呼ばれる持ち合いパターンのフォーメーションです。

振幅上下の中心位置より上で収斂すれば上放れ、中心より下で収斂すれば下放れ、また中心線の上に収斂した場合は次に放れた方向にトレンドが動くとされます。

拡大波動ラッパ型(先太り)に値動きの振幅が拡大してゆく形で、「逆トライアングル」の持ち合い終了型フォーメーションです。

高値切り上がり、または安値切り下がりでラッパ型が拡大していずれかの放れた方向にトレンドが動くとされます。

水準論(値幅観測論)

水準論は値幅観測論とも言われており、フィボナッチ・リトレースメント同様の未来の値動きの目標値を計算するときに使われるものです。

代表的なのものは4種類です。

  1. V計算値は押し目が出たら押し目の倍まで戻すケースです。
  2. N計算値は押し目が出た場合、その押し目の直前の上げ幅と同じ程度は上げるケースです。
  3. E計算値は押し目が出たら、押し目の直前ピークからそのピークまでの上昇分を更に上昇するケースです。
  4. NT計算値は押し目の直前のボトムから押し目までの上昇分を更に上昇するケースです。

上げ相場における値動きはこの4パターンのいずれかになり、下げの相場ではそれらが逆向きのパターンになるとしています。

※波動論のV波動N波動と水準論のV計算値N計算値は別の概念で直接の関係はありません。

  1. 波動のVNはチャートパターンの類型化のための見方であり、計算値のVNは上昇相場で押し目が出た
  2. 場合や下落相場で戻り目が出た場合にそれらの反転がどのくらいの水準まで見込めるかを計算する
  3. ためのパターンの単なる分類名です。


V計算値

P2からP3に押した倍の上昇。

N計算値

P1からP2に上昇した後押し目(P3)が出るとP1からP2と同じだけ上昇。

E計算値

P1からP2に上昇し、P3まで押した後P1からP2までの上昇分をP2水準に上乗せする。

NT計算値

P1からP2に上昇し、P3まで押した後P1からP3までの上昇分をP3水準に上乗せする。

 EX:フィボナッチ値幅計算

テクニカル計算式 エクセルファイル

DL倶楽部の「定番テクニカル計算式 ファイル一覧」などのリンクページから各種テクニカル分析のエクセル計算ファイルをダウンロードできます。

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