気配値・板の見方 理解のための基本四要

気配値とは

気配値(板)とは未決(約定前)の(指値で出された)売り注文、買い注文の状況を表した表のことです。
この板には注文した値段とともにその注文の数量(枚数)も表示されています。
そのため、そこからは・・・、
今購入するなら何円で、何枚まで買える可能性があるか?あるいは、売却する場合なら何円で何枚売れる可能性があるか?
売買は活発かどうか?
現在の上値と下値の範囲(板の厚さ)はどうか?
などの情報を読み取ることができます。

板の見方

日経225ミニ
売気配枚数 気配値 買気配枚数
1243 20610
1124 20605
1345 20600
1338 20595
1130 20590
20585 211
20575 1259
20570 1495
20565 2345
20560 1320

上記の表では、20585円と20590円で約定を待っている指値注文に対して出された成行注文の売買がなされています。
20585円は211枚分の買いの指値注文があり、20590円は1130枚分の売りの指値注文があることをあらわしており、225先物の流動性から見て板全体の注文枚数の構成は比較的活発に取引されている時間帯であると読み取れます。
225先物(ミニ)の気配値はリアルタイムで刻々と変化しています。
そのため、気配値を眺めていれば現在どのような売買がなされているのかがわかります。
買い数量が増えて、売り板(20590円)がなくなって、数字が一つ繰り上がるような場合は相場が上昇していることになりますし、逆に売りの数量が増え、買い板(20585円)がなくなって数字が一つ繰り下がるようであれば相場は下落していることになります。
また、気配値の構成があまり変化することなく売買の板の注文数だけが増減を繰り返すような場合は、同一価格に注文が出ては約定、出ては約定と言う事ですから、その価格帯の攻防が非常に活発であるということを意味します。

売りと買いの数量が極端に多い場合や特定の価格のところだけが多くなっているいような場合(例では、20565円の買い板)は、その部分の価格が上値や下値の支持線・抵抗線となっていることも理解でき、仮にこれらをブレイク(突破)するようなことになれば、その後の価格が大きく動くことも想定されます。

しかし、中にはアルゴリズム取引などで一時に大量の買いや売り注文を出して、値段を操作しようとする場合もあるので、板の厚さをそのまま順当に厚い方に動いてゆくとは受け取らずに、市場を誘導しようと言う意図がある場合に現れる癖(パターン)を読み取る注意も必要です。

20585円と20590円は、買い手売り手がそれぞれ買ってもいい上限と売ってもいい下限の値段をあらわしており、ここが需要と供給の分かれ目と言えます。
現在値は需給のバランス点であるこのあたりの水準をつけています。

このように、板(気配値)からは取引における様々な情報を読み取ることができます。

約定ルール

注文は取引所(大阪取引所)の決めたルールに従って処理されてゆきます。
指値注文の場合、注文が出された時間的な順序で約定してゆきますので、売り板の20590円で注文を出したとしても、1130枚の売り注文が既にあればこれがすべて約定するまで自分の約定の順番は回ってきません。
また、20585円の買い板を見ると先約は僅か211枚なのですぐにも全部が約定しそうですが、ここに対する売りが出ないまま価格が動く可能性もありますし、板には現れない成行注文などに先を越される場合があります。
成行優先、価格優先と言うルールがあって20585円の買い注文を出した後のそれに対する売り注文が出る直前のタイミングで成行注文や20590円の買い注文がまとまって入ればそちらが先に約定し、そうした流れによって約定の見込めない価格帯に変わってしまうということもあります。

  ポイント

目の前に裁量気配値が見えているにもかかわらず、必ずしもその表示されている価格で売買できるとは限らないと言う仕組みに注意が必要です。



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