アノマリー トレード 理解のための基本六要

アノマリーとは

アノマリーとは科学や理屈では理由の説明の難しい現象・事象のことで、客観的な根拠は明確ではないもののなぜか良く当たる経験則などが主にそう呼ばれます。
これは「例外、異例、矛盾」が原義の英語ですが、相場でアノマリーと言えば日本語のジンクスとほぼ同義語です。
この相場のジンクスに基づいた市場予測法や投資テクニックを「アノマリー投資法」と言います。
※過去に長く説明できなかったものの、現在では理由がわかっていてちゃんと説明できるものでも、そのままアノマリーとされているケースも多くあります。
※「ジンクス」は日本語では「縁起」「縁起担ぎ」、英語では「縁起の悪い事」を指します。

有名なアノマリー

 ジブリの呪い

投資関連のアノマリーでネットでも有名なものに「ジブリの呪い」と言うのがあります。
これはスタジオジブリ制作のアニメ映画がテレビ放映(特に金曜の夜に)される週の週末はマーケットが荒れるというアノマリーで、米国の有名経済紙が取り上げたことがあるほど知られた現象です。
もともと月初の金曜日は荒れる、週末の相場は荒れると言うアノマリーがありますが、これらは225先物と225オプションの裁定などからある程度は理由が予測できるものです。
この現象は何故かジブリ作品が放映される週末にその傾向が顕著になると言われています。
また週末の経済イベントで言うと、ジブリ作品の放映と米国の雇用統計が重なるケースではかなりの高確率で市場は下落するようです。


 サザエさん効果

「ジブリの呪い」と良く比較されるアノマリーに「サザエさん効果」と言うのがあります。
こちらはサザエさんの視聴率が高いと株価は下げるという現象で、有効な説明は目にしたことがありませんが、サザエさんの視聴率が高いと言う事は多くの人が外出を控えていると考えられ、そのために消費が鈍っているとする説もあります。


 ルナトレード

昔から信じられているアノマリーに、月齢が相場に与える影響を元にした「満月の買い」「新月の売り」などの「ルナ・トレード」と言うものもあります。
月齢のアノマリーは満月と新月、それを挟んだ数日は相場の転換が起こりやすいというもので、古くから人体(生命)の血液(体液)の流れが月の引力の影響を受けていると言う考えがあり、この時期は精神的な乱れなどが起きやすいと言うことから、市場心理にもその影響はあるとされます。
このサイトのトップページの「今日のシナリオ」や「今朝の市場サマリ」でもこのアノマリーを毎日掲載していますが、新月・満月の時期は多くのアナリストやプロの投資家が(相場転換はともかく)相場変動の可能性を考慮しています。

ルナトレード
(トレンド転換注意日)
  満月 2018年12月21日~23日
  新月 2019年01月05日~07日


 アストロロジー

ルナアノマリ―のような天体の動きに基づいたアノマリーを使った相場分析は「アストロロジー(金融占星術)」と言われ、月齢と並んで有名なものに彗星が地球軌道より太陽に対して内側に入れば相場が荒れると言うものもあります。
こちらは彗星の異様な動きや場合によっては地球に接近した彗星のビジュアルイメージが人々の不安を誘うと言う心理現象で説明されるものと考えられていて、科学の進歩とともに効果が薄らいでいるとも言われていますが、実際に「ほうき星」の接近した姿をみるとやはり、ある程度の不安感が市場に広がるかもしれません。
伝説的で莫大な富を築いたとされる投資家のW.Dギャンもアストロロジーを研究していたとされますが、ラリー・ウィリアムズはギャンの投資手法を引き合いに出して、アストロロジーの応用の行き過ぎを戒めるような発言を行っています。


 日付による騰落確率

これは過去の日経平均日足の騰落を同じ月日と言う基準で比較したもので、〇月〇日と言う同じ月日で数年、あるいは数十年の騰落確率を統計してみると、日付ごとに特有の傾向があるとされます。
このアノマリもアナリストやトレーダーが参照しているため、ルナトレード同様にこのサイトの「今日のシナリオ」や「今朝の市場サマリ」に毎日記載しています。

日経平均先物 月日別騰落アノマリー
  12/18の騰落確率
   寄~引:52.4%の確率で上昇しました。
   引~引:38.1%の確率で下落しました。
    ※休場日はその日の過去の統計値を参考表示しています。
    ※225先物が対象であり、日経プロフィルの日経平均(指数)の騰落確立とは異なります。

季節のアノマリー

 1月効果

年末から年初にかけては、大口投資家や機関投資家による「節税売り」と呼ばれる税金対策の損失確定売りが行われることが多いと言われています。
「ウィンターブレイク」と呼ばれる現象です。
この反動として、年末の売りで引き揚げられた資金が一月の市場に流入し株価の上昇を誘うとされています。


 1月の相場

「1月の相場がその1年の相場を先取りする」とされています。
1月が堅調ならその1年は堅調、逆に1月が軟調ならその1年は軟調と言うものです。
このアノマリーは六割以上の的中率と言う検証結果もあるらしいのですが、実感とは少し違っていて結果には微妙なものがあります。


 節分天井、彼岸底

1月効果の株高傾向はその後も続いて、2月頭の節分頃の時期にピークを迎えその後トレンドは2月半ばまでは持つとされています。
節分天井に対する彼岸底は通常9月の彼岸の入りから彼岸明けまでの約1週間を指すとされますが、3月の春の彼岸の約1週間をあてる場合もあります。
古いアノマリ―で現在の相場では春の彼岸に底はないとする見方がありますが、底までは行かなくとも2月の節分天井は3月決算に向けた調整売で一旦下落すると言うことはあるようです。


 日本株は四月に上昇しやすい(4月効果・新年度効果)

日本では3月決算の企業が多い中、新年度となる4月は、機関投資家などからの新規資金が市場に流入してきて、株高を生むとされています。
また決算期末の売りや彼岸底の売りによる資金が再度市場に流入してくる影響もあるともされています。


 ゴールデンウィークの荒れ相場

3月4月に決算準備や決算期を迎えて、しだいに活発になる市場心理が、ゴールデンウィークの休場から冷めて行くとされる日本市場特有の現象です。
また、ゴールデンウィークの後の数カ月は世界的にも材料に乏しい時期が続く傾向があるので、このゴールデンウィークの時期をピークとして投資サイクルを展望する投資家もいると言われます。
この時期にピークが来るとするのは見方によるとも言えますが、この時期を挟んで相場の動きが荒くなる傾向は見受けられます。


 5月に売れ(セル・イン・メイ - Sell in May)

「5月に売って市場から立ち去れ、9月の(第2土曜日の)競馬大会まで戻ってくるな。」
これはウォール街で古くから言われるもので、5月頃が下落トレンドの起点になりやすと言うものです。
最近は5月に売ってそのままどこかに行き、10月に戻れ、あるいは11月に戻れと言う1ヶ月から2ヶ月買いに戻る時期がずれたアノマリーになっているようです。
つまり、5月が天井でそのあと9月(あるいは10月、11月)までは相場が動かない傾向が強いと言う見方です。
さて、実はこの見方は結構重要で1年間を上昇と下降の1サイクルとしており、それによると…、
☆5-10月は下落サイクル
★11-4月は上昇サイクル
となります。
これは夏場は材料に欠け、その傾向は10月ごろまで続いて、その後11月を起点としてクリスマス、あるいは春に向けて相場は上昇トレンドになると言う機関投資家などの年間スケジュールに沿ったサイクルです。


 為替は五月と八月に動く

これは統計上かなり信頼性や確率の高いアノマリとされています。
五月はゴールデン・ウィークの連休、八月はお盆の連休があり、この時期商いが薄くなって市場操作がしやすかったり、僅かな取引が全体の結果として反映されることが挙げられます。
こういう傾向があるにもかかわらずこの時期に日銀が為替政策を市場の期待を裏切る形で進めたりすると、他の時期より大きなマイナス要因となって市場に反映されることになります。


 夏枯れ相場

5月頃を起点とする下落傾向は7月から8月にかけて相場の閑散期に入って株価が軟調となる傾向があるとされ、これは「夏枯れ相場」と呼ばれます。
この時期に東京市場ではお盆休みがありますが、海外の市場では更に長い夏のバカンスの時期に当たります。
「Sell in May」では、5月売りに対する買いの時期は10月頃ですが、むしろこの夏枯れ時期の方(7-8月)を、5月売りに対する買いの時期としている投資家もいるようです。


 8月後半の円高

夏枯れ相場の8月では円高に振れることが多いと言われており、8月の後半は日本市場の軟調に為替相場が拍車をかける傾向があります。
毎年8月のドル円レートは月初から月末で比較すると、7~8割の高確率で円高ドル安に振れています。
世界的に軟調な8月には少しのチャンスにも敏感に反応しようと言う心理が働いているようでとつぜん相場が大きく動くこともあります。
この相場の動きを投機筋が円買いで意図的に仕掛けてくるという見方もあり、それによって8月後半の円高相場が形成されるとも言われています。
また、この現象は毎年8月の半ばに米国債の利払いが行われるためであるとする見方もあります。


 彼岸底

夏枯れ相場に続いて、秋も世界的に株安となりやすい傾向があるとされています。
とくに9月中旬から下旬にかけての秋の彼岸の入りから彼岸の明けまでの約1週間ほどの時期に株価が下落する傾向が見られ、これを彼岸底と呼びます。
米国ではブラックマンデー、リーマンショックなどの大暴落がほぼ9月から10月に架けて起こっています。
このためこの時期の買いはチャンスとも言われます。


 米国株は10月に安値を付けやすく、10月に買うと儲けやすい(10月効果)

傾向としてこの時期に1年サイクルの下落トレンドの終焉を迎えるため、確かに10月には株価が安くなると言った傾向があるようです。
先述のようにこの時期は「暗黒の10月」と言って過去の傾向を見ると大暴落などは結構9月中ごろから11月のあたまにかけて起こりやすいことが統計的に認められるようです。
これは暴落睨みの相場が10月効果を引き金に一気に連鎖下落するとも考えられるものですが、その意味では「10月の買い」には(買った途端の大暴落などへの)十分な見極めも必要です。


 10月4日「投資の日」

10月4日は頃合わせからか「投資の日」とされているそうです。
この日はだけそれにあやかろうとする「げん担ぎ」から投資家心理が上向くため、10月にあって例外的に株価が上がりやすいと言う傾向があるようです。


 ハロウィン効果(10月末)

半年のサイクルで下落トレンドにあった株価は10月末のハロウィンの時期を境に反発し上昇トレンドを形成してゆくとされています。
これは、海外のヘッジファンドの決算が11月に行われるケースが多く、決算前に大きな売りで意図的に株価を下げて、そこから化粧相場のパフォーマンスのために株価を上げる傾向があるためと言われています。


 11月の株高

約半年の下落傾向、あるいは夏枯れなどの相場の軟調で閉塞していた市場心理が10月末のハロウィン効果を境目としてクリスマスに向けて解き放たれるため、株価は11月から上昇トレンドに乗ってくると言われています。


 12月株安

12月は利益確定売りが増えて株価が下げると言われています。
12月の月間の印象としては11月の上昇トレンドがそのまま続くと考える方がしっくりきますが、利益確定売りや税金対策の損失確定売りがある時期でもあるので、日々の相場の動きにはそれらが反映されることもあると考えるべきだと言う事かもしれません。
また、年末は含み損のある玉は手仕舞って正月を迎えたいと言う心理があり、その心理は新年に新たな投資を試みたいと言うことにもつながるようです。
但し近年はニューヨークのクリスマス景気による相殺もあって、この傾向は以前のように明確ではないかもしれません。

そうしてまた新しい年の「1月効果」へと繋がってゆきます。

日々のアノマリーと年のアノマリ―

 ゴト日のドル買い

ゴト日(5と10がつく日)は、相場が開いたのちの数十分間はドル円が上昇しやすいというアノマリーです。
ゴト日はもともと日本では企業・事業所の支払日です。
輸入企業では、取引先への支払いをドル建てで行うことが多いため両替のための円売り・ドル買いが大量に起こる傾向があります。
この海外送金のドルの需要のために円安・ドル高の傾向になるとされています。
ゴト日のドル買いは朝のしばらくの間ドル円が上昇しやすいとされ、その後10時を過ぎれば市場が落ち着きを見せ、やがて上昇分はリセットされる傾向があります。


 大統領選の年はドルが上昇するが、ボラティリティは小さくなる

大統領選では各候補ともに、株価が上昇しやすい政策を次々に打ち出してくるのでアノマリーと言うより候補者のアナウンスでNY相場が上昇する傾向はあるようです。

大統領選挙の期間中は大統領候補者の発言や、候補者に対するマスコミの報道などに東京の市場も反応します。
より現実的で、比較的リスクの少ない経済政策を打ち出した候補者が、アンケートの票を伸ばしたり、そうした候補者をマスコミが持ち上げると東京は上がり、その逆になると安定資産とされる円が買われて東京は下がります。
また、米国の国政選挙から経済の流れを考えてみると、中間選挙の年が底となり大統領選挙の年に向かって上昇する傾向にあるようです。
これらの傾向は合衆国の大統領選時の基本的な留意点と言えます。


 月曜日の株価は高い

月曜は1週間の節目として新たな相場を意識して株高になると言うアノマリーがあります。
しかし、これとは真逆に「月曜株安アノマリー」と言うのもあります。
土日休場の間に悪材料が出ると月曜に大きな下落が生じると言うものです。
月曜株安を買いのめやすとしている投資家も少なくないとされているので月曜日は株高アノマリ―より株安アノマリーの方が信頼性がたかいようです。


 TOM効果-Turn Of the Month effect-(月末月始のアノマリー)

傾向として月末は株安になり、開けて月初は株高になるというアノマリーです。
これはファンドの決済が月末に行われ、また、翌月始めにその決済分の新たなポジショニングが行われるために起こる傾向とされていて、比較的信頼性の高いアノマリーと言われています。
市販のインジケータにも、月末最終日・月初初日をテクニカルのロジックから外す、あるいはその日だけシグナルを逆転して発すると言うものがあります。


 市場が2日から始まる月は相場が荒れる

古くから言われているもので「二日新甫は荒れる」と言う経験則の格言をもとにしたアノマリーです。
新甫とは穀物相場で取引される新米などの新しい作物のことを言います。
この新しい相場は1日に始まるものだったようですが、何らかの理由で2日から始まる場合、その相場は荒れると言う意味で、これが現代風に解釈されたのが「月の一番最初の立会日が、二日から始まる月は、相場が荒れやすい」、というアノマリーになったです。
この格言が明治以降のものなら2日新甫の理由が休日あけなども考えられますが、江戸時代に休日があったかは不明でもともとの意味が汲み取れそうな状況がなかなか特定できないものです。
またこういう傾向が認められたと言う話もあまり聞きません。


 辰巳天井、午尻下がり

干支でみるとこうした傾向があると言う古くからあるアノマリですが、高確率で当たったのは「干支」と言うものが社会全体の規範として大きく意識されていた時代のことだったのかもしれません。
辰年(たつどし)と巳年(みどし)は高値を付けて、午年(うまどし)は下落すると言う意味ですが、正確には「辰巳(たつみ)天井、午(うま)尻下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ、戌(いぬ)は笑い、亥(い)固まる、子(ね)は繁栄、丑(うし)はつまずき、寅(とら)千里を走り、卯(うさぎ)は跳ねる」と言い、干支のすべての年(12ヶ年)についてそれぞれに相場の傾向があるとされていました。

市場イベントのアノマリー

 午前0時の変動(ロンドンフィキシング -London Fixing-)

これは毎日定時に注意すべきアノマリーです。
定時とはロンドン市場の16時(夏時間15時)、日本時間の午前1時(夏時間午前0時)のことで、この時間にロンドン市場で行われる金(Gold)のスポット価格の値決め(Fixing)による海外市場へのインパクトのことを言います。
この金価格の値決めに合わせて、この時間に外国為替市場では有価証券の決済に絡んだオーダーが多いと言われます。
その際に金はドル建てで取引されるため金のスポット価格がドル資金の需給関係に影響を与え為替相場が大きく動く現象があり、その現象がロンドンフィキシングと呼ばれます。
ロンドン市場の金相場は国際的に重要な役割を担っており、このとき決まる金価格が世界的な金市場における指標として機能します。
そうした背景からこの時間帯のトレードには市場価格の急変動に対する配慮が必要とされています。


 SQ前に株価は上がる(SQ効果)

限月の満期には「SQ値」(特別清算指数値)が算出され、この清算値が市場に及ぼす影響もあって、市場にはこのSQ値に好ましい高値をつけようとする傾向があります。
この傾向はオプションSQと先物SQの両方の算出が行われる三月・六月・九月・十二月の「メジャーSQ」と呼ばれる清算日には顕著になると言われており、このメジャーSQのある週は、清算日に向けて株高になると言われています。
これを「SQ効果」と言います。
SQとは先物の取引期限に先物価格を現物価格と整合させるための清算です。
このうち三ヶ月に一度の先物のメイン(中心限月もの)の清算日をメジャーSQ、オプションなどの毎月のSQのうちメジャーSQ日と重ならないものをマイナーSQと呼びます。
先物と現物は価格が常に同じわけではなく乖離したり収束したりしています。
この時先物と現物の間の価格の乖離は如何に大きくなろうとも理論的には清算によって一致するために、両者の乖離が大きい時、この差のSQによる収束と言う現象を対象とした裁定取引と言うものが盛んにおこなわれます。
また、現物株のバスケット保有者が暴落などに備えたリスクヘッジとして先物を売っておくような場合も裁定と考えられています。
この裁定取引のためのポジションを建てたり解消したりしようとする動きは実際の株価の動きとは原則として無関係なものです。
つまり先物と現物の価格差だけを見ているために、実際の価格の騰落を対象とした取引とは全く違ったものになる可能性があります。

こうしたことからSQのある週には以下のような、かなり独特の傾向がよく見受けられます。

  • メジャーSQに向けては日経平均株価が上がる。
  • マイナーSQの週では日中のボラティリティが大きくなり、さらに下落する傾向が強い。

 魔の水曜日

SQ値の算出がある週の水曜日の相場は軟調になりやすいとされます。
裁定によるSQ効果で取引量が増えた市場ではボラティリティも通常より高まる傾向にあります。
この取引量の増加は週の中ほどの水曜日に現物の裁定売が増えて軟調になりやすいと言うことがあるとされます。
ただしこれは、実感としてはやや微妙なアノマリーです。

  ポイント

アノマリが比較的当たるのは、テクニカル分析同様に多くの人がそれを意識しているからだとする考えがあります。
テクニカル分析の抵抗線や支持線、デッドクロス、ゴールデンクロスなどは市場でアナリストを始めトレーダーの多くがそれを意識しているために同じ水準で反転したり、足踏みしたりと言う事がかなり顕著に起こりますが、これと同様に有名なアノマリは市場が意識すればますます傾向が強まると言う事です。
但し、比較的明瞭に利益を上げられるようなアノマリーだと、逆にそれが知れ渡るに従って、アノマリ―活用者のマーケットインパクトによってその利益性がぼやけてしまうと言う事もあるようです。

またアノマリーの有効性(特に季節アノマリー)についてのもう一つの合理的な説に、機関投資家やヘッジファンドが1年を通じてトレードのサイクル、あるいはスケジュールを持ってそれに従ったトレードを行っているためにどうしてもそのようなサイクルになると言うことも言われています。

 季節のアノマリーのメカニズム

機関投資家の決算後に株が売られるというのは良く知られた話ですが、機関投資家の換金や利益確定、ヘッジファンドの資金移動、また税金対策などの資金管理は1年を通じてほぼ同じようなタイミングで行われていると言われています。
例えば海外の投資家が年中行事として一斉にとる長い夏のバカンスが「夏枯れ相場」に影響しているわけです。
こうしたことから市場の傾向としては、1月に高値を付けて、2月にいったん落ち着き、3月の年度末に再び上昇後5月まで順調に推移。
5月には大きな売りが入り、その後は6月から9月の夏枯れ。
更にそののち、10月から年末までは、クリスマスを意識した上昇トレンドを演出してみせると言った傾向があるようです。



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