テクニカル分析スキル集「ウィルソン レラティブ プライス チャネル」
RSIの平均値を加重して求めた四本のラインを用いたバンド系のインジケーター。
(英)WRPC / The Wilson's Relative Price Channel
ウィルソン レラティブ プライス チャネルはレオン ウィルソン(Leon Wilson)が開発したバンド指標でRSIの移動平均を終値に加重したバンドを四本引いて値動きの向きと勢いを見ようとするものです。
日本語に直訳すれば「相対価格帯」と言う事になります。
RSI上の価格の位置関係を実際の価格チャート上で一目で見られるのように工夫されたものであるため、RSI同様にトレンドの終点・起点やボックス相場の判断には比較的有効です。
RSIの移動平均値を加重値として終値に加味して四本のバンドを描きます。
[ 計 算 式]
ra = n日RSIのm日指数移動平均
UPPER BAND2 = 終値 - 終値 × (ra - a) ÷ 100
UPPER BAND1 = 終値 - 終値 × (ra - b) ÷ 100
LOWER BAND1 = 終値 - 終値 × (ra - c) ÷ 100
LOWER BAND2 = 終値 - 終値 × (ra - d) ÷ 100
n,m,a,b,c,dは任意、N=34,M=2,a=70,b=55,c=45,d=30がそれぞれレオン ウィルソンの推奨値です。
WRPCでは価格の上下に二本づつ計四本のラインを引きます。
ラインは一番上からUPPER1、UPPER2、LOWER2、LOWER1となり、UPPER1とUPPER2の間の帯域を強気ゾーン(Bullish Region)、UPPER2とLOWER2の間の帯域を中立ゾーン(Neutral Region)、LOWER2とLOWER1の間の帯域を弱気ゾーン(Bearish Region)と定義します。
また、UPPER1とLOWER1のそれぞれ外側は買われすぎや売られすぎの帯域、オーバーゾーン(Over Region)と定義します。
オーバーゾーンに値動きが見られると逆張り指標として使いますが、強気ゾーンの下端あたりから弱気ゾーンの上端あたりに向けての中立ゾーンの値動きが見られれば下降トレンド、その逆向きの動きであれば上昇トレンドと言う見方をするので、その読み方はRSIなどの一般的なオシレータ系インジケータの読み方とほぼ同様な感じになります。
オシレータのレシオを日々の終値の変動に乗せていくため、バンドの動きは終値の動きを反映したギザギザしたものになり、馴染んでこないと読みにくい見た目かもしれません。
DL倶楽部の「バンド系指標計算式 ファイル一覧」などのリンクページから各種テクニカル分析のエクセル計算ファイルをダウンロードできます。
日経平均 | 32506.78(+289.35) |
TOPIX | 2236.28(+16.49) |
JASDAQ | 164.28(-0.47) |
ダウ平均 | 33562.86(-199.90) |
S&P500 | 4273.79(-8.58) |
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ドル/円 | 144.642(+0.172) |
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