テクニカル分析スキル集「タム チャート」
三本のラインと値動きの相関関係からトレンドの勢いを計るバンド系のインジケーター。
(英)The TAM Charts / The Time And Money Charts
ベルナップ(Stuart Belknap)によって開発されたバンド指標です。
TAM指標は「タイムアンドマネーチャート」と言う名称で知られており、損益のタイミングを複数のバンドと価格の相関位置からつかもうと言う意図で開発されたものです。
移動平均の上下に3本づつのバンドを描いてそれぞれのバンドと価格との位置関係でトレンドの勢いを測ろうというものです。
移動平均で中央線を求めそれに特殊な係数による計算を組み合わせた係数に任意に設定した定数を乗算したものでバンドを引きます。
[ 計 算 式 ]
CENTER LINE = n日単純移動平均
cc_a = 100 × ( 終値 - {n÷2}日前CENTER LINE) ÷ {n÷2}日前CENTER LINE
cc_b = cc_aの{2×n}日単純移動平均
cc_c = (cc_aの2乗)の{2×n}日単純移動平均 - cc_bの2乗
cc_d = ({n÷2}日前cc_c)の平方根
cc = cc_dのn日単純移動平均
UPPER BAND3 = CENTER LINE ×(1 + cc × uf3)
UPPER BAND2 = CENTER LINE ×(1 + cc × uf2)
UPPER BAND1 = CENTER LINE ×(1 + cc × uf1)
LOWER BAND1 = CENTER LINE ×(1 + cc × lf1)
LOWER BAND2 = CENTER LINE ×(1 + cc × lf2)
LOWER BAND3 = CENTER LINE ×(1 + cc × lf3)
nは任意です。
uf1=0.01、uf2=0.02、uf3=0.03、
lf1=-0.01、lf2=-0.02、lf3=-0.03
最近ではこうした複数バンドタイプのインジケータを使って、価格がどの線からどの線に移動したかを細かく定義付けることで、時々の価格のステータスを見極め、仕掛け・利食い・損きりのシグナルを発生させるような自動売買手法もあります。
こうした方法では勝率はあまり期待できないのですが、細かな定義による「利大損少」が期待できるため、設定の方法によって低い勝率ながら一定程度の利益率を達成することもできるようです。
DL倶楽部の「バンド系指標計算式 ファイル一覧」などのリンクページから各種テクニカル分析のエクセル計算ファイルをダウンロードできます。
日経平均 | 31913.74(-593.04) |
TOPIX | 2206.30(-29.98) |
JASDAQ | 164.28(-0.47) |
ダウ平均 | 33695.04(+121.76) |
S&P500 | 4269.48(-14.37) |
NASDAQ | 13138.15(-138.26) |
ドル/円 | 144.642(+0.172) |
FTSE100 | 7624.34(-3.76) |
ハンセン | 19252.00(+152.72) |
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