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酒田五法の謎② 三法と五法

酒田五法の発祥のミステリー「三法と五法」

三法の三、五法の五と言う数についての不都合。

五法と三法の関連性

宗久の「酒田五法」は先述(酒田五法の謎①)の「相場三昧伝」の五つの教えをオリジナルとする考えとは別に本来は「宗久三法」の事だとする考えがあります。

「三法」とは「売るべし」「買うべし」「休むべし」の三つの手法の事で、これは「酒田五法」の中の「三法」のコア部分のことです。

「売るべし買うべし休むべし」あるいは「売り買い休み」と言われるこの心得の意味するところは「売り」と「買い」のエントリーおよびエグジットに関する手法と「手を出すべきではない」とされる「揉みあい相場」との付き合い方を説いたものです。

「三法」では、その中でも特に相場の七割がこれにあたるとされるトレンドの不明瞭な揉みあい状態(値動き変化の乏しい状況)に手を出さない思想である「休むべし」が重要とされています。

「宗久三法」が「酒田五法」のオリジナルと見る立場では、この「三法」にローソク足のフォーメーションを具体的に定義してみようとする過程で便宜上「五法」となったと考えられているようです。

「酒田五法」の中に唐突に保ち合い相場の暗示としての「三法」と言う足形パターンがあると言う点でこの「三法」が改良や加筆、作成者の事情などを経て「五法」になったと考えられるヒントがあるかもしれません。

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酒田五法のバリエーション

「五法」と「三法」に見られるような曖昧さは「酒田五法」には結構見られます。

たとえば「三空」はローソク足フォーメーションとしての「酒田五法」ではギャップが三つ連続して現れる形を言うものとされていますが、もともとのローソク罫線法では「三空」が現れるのを待つより「二空」が現れた時点で判断するのが実践的なものだったようで、これが「三山」「三川」「三平」などと命名した「三」の語呂合わせに乗じて「三空」としたとも考えられるもので「酒田五法」の「三」の数合わせは他でもいろいろと不都合があります。

さて、「酒田罫線法」には後にいくつかの流儀があると考えられ、現在確認できるものだけでも少なくとも五流程度、多めの見解では十派近い分派のような手法があると思われますが「酒田五法」にもいくつもの別解釈があります。

例えばある流儀では「三山」は「三尊」と「逆三尊」のことであって「三川」は「底値圏」のトリプルボトムを表すものとは別のものとする流派があります。

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生き残った手法

「酒田五法」の疑問点ばかりを挙げていると「酒田罫線法」自体もねつ造された価値のない偽作のような印象になるかもしれません。br>しかし、ここではむしろ「酒田五法」はともかくも「酒田罫線法」は江戸時代の本間宗久が作ったとするよりも近代・現代の多くの相場師達が日本伝統の投資法を研究しつつ応用する過程で生まれた多くの考えの盛り込まれたものでものであることに価値があると考えたいと思います。

テクニカル分析が黎明期だった昭和の時代に海外の一部の投資家の間ではテクニカル分析は日本で発祥したと言う認識が伝説的に見られるとことからも「日本罫線法」が本間宗久と無関係であってもその価値があせないことは指摘できると思います。

「酒田罫線法」には「酒田五法」などの曖昧さが付きまといますが、その矛盾点を整理し、神話的な部分や神秘的な部分の疑問点を一度はっきりさせておくことが、それらの正しい活用につながると思えます。

「移動平均」のジョン・グランビルのセミナーでは講師グランビルがアメリカ映画「十戒」で描かれているような預言者モーゼの衣装で現れて猿にピアノを弾かせたそうですし、デルバート・ギャンは「秘数」などと言った謎めいた考えを持ち出して「ギャンアングル」と言う珍発明の罫線を引くためのコンパス(文具屋のコンパスと同じもの)を相当な高値で売っていたそうです。

投資情報商材ではこのように錬金と言うロマンの演出で顧客を集めようとする傾向が今も昔もあるのですが「酒田罫線法」もその有益性をうまく使うには、こうした余分な演出部分は整理しておく必要があると思います。

「グランビルの法則」や「ギャンの価値あるルール」(ギャンアングルの方は困りもんですが)を有効活用している人は多く、そうした人なら、グランビルやギャンがセミナーで見せたいかがわしさが彼らの唱えたものの有益性を全否定するものではないことを理解しているでしょうし、現在まで何らかの形で残っているような手法や格言にはそれなりの有効性があると思われます。

もちろん、その一方で本当にいかがわしいだけの詐欺的な商品として消えてゆく手法や商材が世の中の大多数であることやそうしたものが神秘性や神話性と言った検証不可能なキャッチフレーズを並べていることも冷静に見ておくべきです。

多くの怪しげな投資法が存在している現実を理解した上で、その中で生き残っている手法にはそれなりの意味を見出せる可能性があると考えると良いでしょう。

つまり「酒田五法」も成立には疑わしい点が多々ありますが、今生き残っていて多くの人に参照されている「酒田罫線法」にはそれなりの価値があると言う事です。

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日経平均33431.51(-55.38)
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