踊り場からの一段上昇の兆し?ランウェイアップ。
プライスアクションのローソク足。
重要パターン⑧
(英)Runway up
ランウェイのrunwayとは通り道のことです。
upは上昇・上達でランウェイアップとは通り道を挟んだような上昇と言うチャートパターンです。
ランウェイアップは、過去5本の最高値がランウェイアップバーの高値より小さく、更にその後に出現する5本のバーの安値がランウェイバー(基準線)の安値より小さい状態の足形で、更にランウェイバーが陽線であると言う条件で成立します。
ランウェイバーを挟んで前後五本の状態で判断するとするのはあくまでも目安であって、相場状況や対象銘柄、上位足下位足などの時間フレームの設定などに合わせて前後何本を見るかは任意で決めるのが基本です。
過去五本程度の安値を上回る安値を持つ大陽線が出ればその後三本程度でランウェイアップを判断できる場合もあります。
ランウェイアップの予兆が意味を持つのはいわゆる踊り場と言う相場です。
上昇トレンドの一腹調整の停滞相場でランウェイバーを挟んだ上層・下層の境界帯が示されれば更に一段の上昇、あるいは強力な上昇の予兆となります。
ランウェイバーの出現を踊り場や停滞相場のようなレンジに限定せずシグナルと見る場合もありますが、例えば高値と安値が同時に切り上がるような相場が三十本続いたとしたら、ランウェイアップの定義に照らせば最初と最後の五本づつを除いた残り20本が全部ランウェイバーと言う事になります。
実際にそのようなランウェイバーの連続や頻発を表示するようなFXのトレードツールなどがあるため、ランウェイアップはスラストアップと使い方が曖昧な印象で語られている場合があります。
レンジ相場に出現したものを優先して定義することで、その使い方が明確化できます。
停滞相場では売り手も買い手もじっと次のタイミングを待っている状態です。
長引くとそれが焦れている状態になり市場にはそれを打ち破りたいポテンシャルが溜まってゆきます。
このため停滞後には溜まったエネルギーや期待感が発揮されたような動きとなる可能性もあります。
ランウェイは上値を打ち破れない相場と下値を保持する相場の転換点が道の様に帯域を形成してこの状態が確定すれば市場はランウェイバーの出現をきっかけにしてそのレンジの制限で上伸の意思を確認したと捉えることが出来ます。
レンジ相場からの脱出はチャートフォーメーションなどテクニカル的にいくつかの確認方法があります。
こうした相場はダマシも多いポイントなので、他の方法での追確認も行うべき場面です。
日経平均 | 28930.33(-11.81) |
TOPIX | 1994.52(+4.02) |
JASDAQ | 164.28(-0.47) |
ダウ平均 | 33759.94(-239.10) |
S&P500 | 4248.67(-35.07) |
NASDAQ | 12830.43(-134.91) |
ドル/円 | 136.836(+0.979) |
FTSE100 | 7576.37(+34.52) |
ハンセン | 19773.03(+9.12) |
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