トレンド反転の兆し?ピンバー。
プライスアクションのローソク足。
重要パターン①
(英)Pin Bar
ピンバーのPinはピン針のPin、Barはバーチャート足形(プライスアクションではローソク足形)のBarです。
短い実体部分にピンが刺さったように上下に長いヒゲが出ている足形と言うニュアンスで、酒田罫線で言う十字線が典型ですが、酒田罫線のトウバ、トンボ、実体の短いトンカチ、実体の短いカラカサなどもプライスアクションのピンバーに含まれます。
形状の定義として、始値と終値の間に動きがかなり乏しい実体に対して、ヒゲは通常の実体の幅かそれ以上の長さを持つもので、相場が上向ベクトルの時は上ヒゲ、逆に下向ベクトルの時は下ヒゲが長く伸びた状態のものを典型的な予兆形と考えると良いでしょう。
プライスアクションではトレンド成熟期にこのピンバーが出ると、相場が反転しやすいと考えられています。
ピンバーは天井や底圏を意識するような相場で出現するとシグナルとしての働きが発揮される足形です。
また、小トレンドのピークラインやボトムライン近くで出現しても反転サインと見ることができます。
この場合、ピークラインあたりで上ひげが長いピンバーが出たら売り、ボトムラインあたりで下ひげが長いピンバーが出れば買いの暗示とする使い方もあります。
ピンバーのヒゲは一旦トレンド延伸方向に伸びたもののなんらかの理由で、元の価格水準に戻った状態を表しています。
これはトレンドの延伸意欲を抵抗にあって一旦見合わせた、反対の圧力が強くて断念した、あるいは延伸の意思や思惑が市場の意思を見誤っていて絶望した、などが考えられます。
ピンバーは基本的には反転する暗示と考えられていますが、一旦見合わせた抵抗意欲が一時的な停滞でエネルギーを蓄えて進捗するケースもあります。
ピンバーはヒゲの先端あたりの価格帯が抵抗ラインや支持ラインとして意識される場合もあります。
上向ベクトルならサポートライン、下向ベクトルならレジスタンスラインに押し返された可能性があるわけです。
これはチャートに水平なラインを引いてみて過去や近い将来に同じような場所で押し戻しが確認できればそのラインが市場に意識されていると考えることが出来ます。
またヒゲ先端あたりの価格帯で反転することなくさらにそこを突き抜けてゆくような場合には、レジスタンスラインは次の相場のサポートラインとして、逆にサポートラインは次の相場のレジスタンスラインとして意識される可能性があるため、同様に水平ラインを意識することで、相場のメッセージを組みとれる場合もあります。
日経平均 | 32217.43(+693.21) |
TOPIX | 2219.79(+37.09) |
JASDAQ | 164.28(-0.47) |
ダウ平均 | 33748.76(-14.00) |
S&P500 | 4293.81(+11.44) |
NASDAQ | 13272.19(+31.43) |
ドル/円 | 144.642(+0.172) |
FTSE100 | 7645.15(+37.87) |
ハンセン | 19108.50(+158.56) |
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