トレンド反転の兆し?ブリッシュ エンガルフィング。
プライスアクションのローソク足。
重要パターン⑫
(英)Bullish Engulfing PatternのBullishは強気、上げ相場、陽線、Engulfingは包み込む、Patternは線組形。
つまり「陽の包み足」と言う事になります。
名称は「包み足」ですが、定義は酒田罫線法の包み足とは異なります。
先発バーが陰線、後発バーが陽線の線組み形で後発バーの実体が先発バーの実体を包みこんでおり、かつ後発バーの高値が先発バー高値を更新しているのがブリッシュ エンガルフィングです。
エンガルフィングは包み足と同種と見なされ酒田罫線法の足形では「抱き陽線」がイメージされますが、酒田罫線法にはエンガルフィングと同定義の足形はありません。
ブリッシュ エンガルフィングは原則として下降相場での出現が有効な予兆です。
下落トレンドで現れれば買い目線の戦略となりますが、買い転換後の相場継続性は状況に応じて注意する必要があります。
底値圏で出現すればトレンド転換暗示にもなりえますが、底値で出現した場合にも反転したトレンドが順調に伸びるような強いシグナルとはならないことも多いので、下落途上に現れた小反発同様の反発相場の継続性に配慮するのが良いでしょう。
トレンドの進捗状態やエンガルフィングバーの陽線の大きさ(長さ)からメッセージを受けられることもあります。
先発の陰線を後発の陽線が包むようなイメージは、日足なら前日の市場意思を翌日の市場意思が全否定したようなムードを醸しています。
こうした極端な意思の出現はある程度強い意志を秘めていると考えられるため、エンガルフィングは反転の暗示とされます。
先発バーに対する後発バーの否定を感じられるような形状要素が強ければ強いほどシグナルも強いと考えられます。
四本値を生成するタイムフレームは前回終値と当回始値が時間的値動き的に隣接していればいるほど、連続する足の終値と始値が同水準になります。
流動性の高い市場の分足では前回終値と当回始値の値幅乖離はほとんどなくなります。
日足でも市場が24時間トレードなら前回終値と当回始値の値幅乖離が小さいものになります。
大引けから次回寄付きまでの間にチャートに現れない値動きがあるような酒田罫線法が扱った昭和な市場とはローソク足のパターンは異なってきています。
こうしたことから酒田罫線法の使える市場は限定されていると言う点に注意を払ってプライスアクションを利用する必要があります。
日経平均 | 32678.62(+276.21) |
TOPIX | 2385.50(+9.23) |
JASDAQ | 164.28(-0.47) |
ダウ平均 | 33925.62(-38.22) |
S&P500 | 4324.88(+4.82) |
NASDAQ | 13234.85(+23.04) |
ドル/円 | 144.642(+0.172) |
FTSE100 | 7623.99(-59.92) |
ハンセン | 17729.29(-328.16) |
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