トレンド反転の兆し?リバーサルロー。
プライスアクションのローソク足。
重要パターン⑩
(英)Reversal Low
Reversal LowのReversalは反転Lowは安値で安値反転・底反転と言う意味です。
同じ足形をBullish Reversalと呼ぶものもあり、BullishのBullは闘牛のことで、角を下から上に突き上げるポーズからブル相場は強気相場・上げ相場を意味しますが、プライスアクションのBullishは陽線(positive sticks)のことで、ブリッシュリバーサルは反転陽線です。
なお米Wiki等にはBull Reversal(強気反転)とする表記もあります。
先発バーの安値を一旦下回る動きを見せた後発バーが、その後今度は強気に転じて先発バーの高値を超えて引ける足形です。
また先発バーの安値を一旦下回った後発バーが、先発バーの始値・終値のいずれよりも高く引ける形とする定義もあるようですが、高値を超えての引けが基本定義と考えて良いでしょう。
酒田罫線法の線組みにはこのような概念のものがありませんが、近似形には包み足があります。
プライスアクションのベクトル反転やトレンド転換はこのリバーサル形をこの重視します。
トレンド未成熟期に現れればベクトル反転(戻しや一時的方向転向)トレンド成熟期に入っていればトレンドの転換も暗示される足形です。
いずれにしても反転狙いの買い場を予兆していますが、トレンドの成熟が感じられない状況ならば戻しの場面である可能性もあります。
短期的な転換が予期できそうな場面なら戻り目を見極めて、その時点で戦略を組む方が有利で容易なトレードとなる場合もあります。
下落トレンドの場合一旦下値を探る動きがあったものの、買い勢力に押し戻された、あるいは売り意欲が出尽くした可能性のある動きです。
一旦押し戻されたものなのか、下落意欲が出尽くしたものなのかは線組みの足形だけでは読み取れないので合わせて直前までの足形のポテンシャルを市場心理として読み解く必要があります。
その際チェックに有効な要素として過去に市場が意識したラインがあります。
過去の抵抗線や支持(反発)線、トレンドラインなどと現在のバーの相関関係を読み取ると言う方法です。
酒田罫線法ではあまり説かれませんが(酒田五法は例外)プライスアクションでは過去に市場が意識したラインを足形と合わせて判断すると言うのも良く用いられる手法です。
ローソク足による判断、特に二本線組みによる判断は相場のある断片だけを見て判断しているので、相場状況の認識がきちんとできていないとダマシばかりに踊らされる結果になることもあります。
反転暗示のサインでは直前のトレンドの勢いや継続時間(期間)などを見て、トレンドが反転に相応しい成長をしているかどうかを観察する癖を付けることで判断精度が増し、また相場観も磨かれます。
日経平均 | 28175.87(+243.67) |
TOPIX | 1947.17(+16.44) |
JASDAQ | 164.28(-0.47) |
ダウ平均 | 32803.47(+76.65) |
S&P500 | 4145.19(-6.75) |
NASDAQ | 12657.55(-63.02) |
ドル/円 | 135.095(-0.038) |
FTSE100 | 7439.74(-8.32) |
ハンセン | 20201.94(+27.90) |
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