トレンド反転の兆し?リバーサルハイ。
プライスアクションのローソク足。
重要パターン⑪
(英)Reversal High
Reversal HighのReversalは反転highは高値で高値反転・上値反転と言う意味です。
同じ足形をbearish Reversalと呼ぶものもあり、bearishのbearは熊のことで、立ち上がり前腕を高く上げてから振り下げるポーズからベア相場は弱気相場・下げ相場を意味しますが、プライスアクションのbearishは陰線(negative sticks)のことで、ベアリッシュリバーサルは反転陰線です。
なお米Wiki等にはbear Reversal(弱気反転)とする表記もあります。
先発バーの高値を一旦上回る動きを見せた後発バーが、その後今度は弱気に転じて先発バーの安値を下回って引ける足形です。
また先発バーの高値を一旦上回った後発バーが、先発バーの始値・終値のいずれよりも安く引ける形とする定義もあるようですが、先発バーの安値を下回る引けが基本定義と考えて良いでしょう。
酒田罫線法の線組みにはこのような概念のものがありませんが、近似形には包み足があります。
プライスアクションのベクトル反転やトレンド転換はこのリバーサル形をこの重視します。
トレンド未成熟期に現れればベクトル反転(押しや一時的方向転向)トレンド成熟期に入っていればトレンドの転換も暗示される足形です。
いずれにしても反転狙いの売り場を予兆していますが、トレンドの成熟が感じられない状況ならば押しの場面である可能性もあります。
短期的な転換が予期できそうな場面なら押し目を見極めて、その時点で戦略を組む方が有利で容易なトレードとなる場合もあります。
上昇トレンドの場合一旦上値を探る動きがあったものの、売り勢力に押し戻された、あるいは買い意欲が出尽くした可能性のある動きです。
一旦押し戻されたものなのか、上昇意欲が出尽くしたものなのかは線組みの足形だけでは読み取れないので合わせて直前までの足形のポテンシャルを市場心理として読み解く必要があります。
その際チェックに有効な要素として過去に市場が意識したラインがあります。
プライスアクションでは日足の場合一本一本のローソク足形の高値安値が意識された抵抗線、支持線と考えます。
これは酒田罫線法では不明瞭な定義ですが、直近過去のヒゲも重視すると言うプライスアクションの手法に従って、現在の足形のポテンシャルを探ると言うのも一つの方法です。
ローソク足による判断、特に二本線組みによる判断は相場の流れの一部を切り取っただけの判断なので、前後の流れを合わせて読まなければダマシばかりに引っかかってしまうと言う結果になることもあります。
二本や三本の足形で判断すると言うのは実はプライスアクションや酒田罫線法の必勝の使い方とは言えません。
現在のトレンドの状態や直前の足形に別の予兆や、現在の予兆を後押しするような予兆が出ていないかなどを合わせて確認し、判断するのが酒田罫線法の見方です。
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