オプション取引の用語集

 コールオプション

買方の立場からみて日経平均株価が値上がりする方向に投資するトレードです
オプションの買からみると225先物の買いと同じ相場展開を狙った形です。


 プットオプション

買方からみて日経平均株価が値下がりすると言う予想で投資するトレードです
225先物のトレーダーが売りに賭けるのと同じ相場展開を狙った形です。


 権利行使価格

買方が「値上がり」もしくは「値下がり」を想定してトレードする際に予想する価格動向の基準となる価格で、この権利行使価格で設定された商品を買ってトレードに参加します。
225オプションは現在の日経平均価格を中心に250円刻みで設定されていて、買方トレーダーはそれらの中から個別株の銘柄のように自分にとって有利と思うものを選んで買います。
売方は同様にこの権利行使価格ごとの複数のオプションの中から自分にとって安全と思うものの権利を買方に売ります。
225オプションでは限月まで残り3ヶ月を切ると権利行使価格は125円刻みのものがそれまでの刻みを連続して埋めるように追加されます。

オプションの権利行使の方法は、主にヨーロピアンタイプとアメリカンタイプの2種類が一般的です。

オプションの権利行使の最終日のことを、店頭取引では「満期日」と呼びますが、225オプションのような取引所取引では先物と同様に「限月」と呼びます。


 アメリカンタイプのオプション

アメリカンタイプ(American type)は権利行使がいつでも可能です。
このため実際の株の売買権を売り買いする現物株のオプションでは、権利行使することでいつでも株式を取得できると言う特徴にメリットがありますが、差益決済の先物オプションではそこまでのメリットは認められません。


 ヨーロピアンタイプのオプション

ヨーロピアンタイプ(European type)は限月にのみ権利行使が可能です。
権利行使が制約される代わりにプレミアムが安くなる点と、プレミアムを転売することでポジションを清算できることからヨーロピアンタイプが比較的シンプルな現在主流になりつつあるようです。
日経225オプションはこのタイプです。


 特別清算指数SQ

取引最終日の翌営業日(限月の第2金曜日)に取引の最終価格として産出される価格です。
オプションの売方、買方の最終損益はこのSQで求められた最終価格と権利行使価格の差額で決定し売方に損失が出た場合はその価格に従って支払い義務が生じます。


 満期日

SQ前日の限月最終日です。
反対売買されなかったオプション契約はここで最終決済されて、ポジションが解消されます。
また、自動的に権利が行使されます。


 自動権利行使

取引最終日に残った未決済建玉は、イン・ザ・マネー(買方に利益がある状態)であれば申告しなくても自動的に権利行使が行われます。
この時点で、時間価値が0となり、本質的価値とプレミアムが一致します。


 プレミアム価格

オプションの権利に対してつけられる価値のことで、オプション価格、オプション料などとも呼ばれます。
権利行使価格の取引単位は225先物と同じく「枚」で数えます。(取引最小単位は1枚)
この価格を1000倍したものが、実際の売買代金の金額になります。


 本質的価値

本質的価値とは、権利行使価格と市場価格の差額を指すもので、権利行使価格が市場価格に比べてどれだけ有利になっているのかを示すものです。


 時間価値

将来的な値動きに対して期待的に付加される価値です。

 プレミアム価格=本質的価値+時間価値


 アット・ザ・マネー

現在の日経平均価格が、権利行使価格と一致している状態です。


 イン・ザ・マネー

現在の日経平均価格が権利行使価格より有利な側に位置していて利益を含んでいる状態です。
その権利を行使すれば利益が得られます。


 アウト・オブ・ザ・マネー

現在の日経平均価格が権利行使価格に未だ達していない状態(外側にある状態)です。
権利は行使できません。(利益を得る権利が発生していません)


 SPAN証拠金

SPAN証拠金とは、先物やオプションの建玉において、(Standard Portfolio Analysis of Risk)に基づいて計算された取引補償金の委託額のことです。
1988年シカゴ・マーカンタイル取引所で初めて導入された証拠金計算システムで、ポートフォリオ全体のリスクを見積り、そのリスクに見合う証拠金を正確に計算することができます。

先物やオプションでは、通常このSPAN証拠金をベースに取引に必要な委託証拠金が決定されます。


 理論価格

オプション価格(プレミアム)は、最終取引日までの期間、インプライド・ボラティリティ(IV・予想変動率)、日経平均株価、権利行使価格、残存日数、、金利、配当利回りなどの要因を元に算出されます。
225オプションの場合ヨーロピアンスタイルと呼ばれるオプションの形式を採用しているため理論価格はブラック・ショールズ・モデルと呼ばれる計算式から求められます。

ブラック・ショールズ方程式は1973年にフィッシャー・ブラックとマイロン・ショールズによりオプションの価格算出に関する研究の一環として発表された理論で、これらmp一連の研究が現代金融工学の先がけとなったとも言われる専門的な方程式であるため数学の素養がなければまずわからないものであることからあまり詳しく研究して自分で計算してみてもあまり意味がないかもしれません。
証券会社などの発表するプレミアムの現在価値を把握していればトレードには問題ないと思います。


 ボラティリティ

ボラティリティは市場価格の変動率・変動性を示すものです。
ヒストリカル・ボラティリティとインプライド・ボラティリティがありますが、ヒストリカル・ボラティリティは過去の価格変動から今後の価格変動を予想するものです。
インプライド・ボラティリティは現在将来の変動性を表すものです。
市場が予測している変動率は、すでにプレミアム価格に反映されていると考えて、オプションの評価モデルの計算式の結果と実際のプレミアムの市場価格を用いて逆算することでこれを求めます。


 デルタ

デルタは日経平均株価の動きに対して225オプション価格がどの程度動くかを見る指標です。
例えばコールのデルタ0.9のオプションは日経平均株価が100円上昇すると90円値上がりし、デルタ-0.2のオプションは日経平均株価が100円上昇すると20円値下がりします。
プットのデルタ0.8のオプションは日経平均株価が100円下落すると80円値下がりします。


 セータ

225オプションは日経平均株価が動かなくてもプレミアム価格が下がります。
特にプレミアムが上がる要因がない場合、何もなければ時間価値は下がるからです。
セータは1日あたり時間価値の減衰を示す指標です。
オプションの買方にとっては常に注意を払うべき指標です。
セータはSQが接近するに従って、時間価値の減衰とともに急速に大きくなります。


 ガンマ

現実の動きに対して、デルタがどの程度動くかを見る指標です。
ガンマの値がマイナスならネガティブガンマと呼ばれる日経平均株価に動きがない状態であるため売方のチャンスであり、逆にガンマがプラスの値を取っている時はポジティブガンマと呼ばれる日経平均が変動している状態のために買方にチャンスがあります。


 ベガ

ベガは、ボラティリティが1%変動した時にプレミアムがいくら変化するかを示す指標です。


 ギリシャ指標

デルタ、ガンマ、ベガ、セータなどのオプションの指標はギリシャのアルファベット文字から名称が付けられているのでギリシャ指標(The Greeks)あるいはギリシャ文字指標と呼ばれています。



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・07/27日、東証主体別売買動向表(部門別投資動向)の表記変更について。
     従来「百万円単位」で表記していましたが、視認性をわかり易くするため「億円単位」に変更します。

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