天井圏に現れたら注意すべき酒田罫線「上位の連続大陽線」
基本的には上昇継続ながら利食いポイントや反転確認暗示ともされる足形。
「上位の連続大陽線」とは上昇を続けた相場で大陽線が数本連続して出現する足形です。
「上位の連続大陽線」の上昇は十分な期間に渡っているものが理想で、連続する大陽線は上昇するように並ぶのが理想形のようです。
長大線(大陽線・大陰線)の定義は通常は直前の寄り引けレンジの三倍程度とされていますが、日経平均の場合ボラティリティが大きい時には二倍半程度でも長大線と見て良い場合があります。
基本的には大陽線の勢いが評価される上昇暗示なのですが、連続が三本程度続いた場合には「利食い」の位相、それ以上続くようなら過熱感を注意すべき足形とされます。
上昇継続目線と反落目線の両方を持っている位相ですが、五本以上の連続となると反転下落の可能性が高くなります。
大陽線の本数が増えてくる場合、高値圏の下落を狙って思い切ってポジションを持つ場合には、気を抜くことなく短いサイクルでの利食いあるいは損切りを意識しておく必要があります。
上位の連続大陽線は大陽線の勢いが市場を楽観的にしていると思われる足形です。
しかし、経験を積んだトレーダーは大陽線の連続に警戒感を持ち始めていると考えられます。
プロのトレーダーはこういう場面では利乗せの深追いをしないものなので、やがて利食い売りの模様が相場にも見えてきますが、そうした売りが過熱感と相まって急激な下落に繋がる可能性があります。
上伸の勢いと反転のムードを十分に見極める場面です。
大陽線の出現は上伸エネルギーを暗示する位相と見ることも出来ます。
「上位の連続大陽線」の足形の暗示の解釈には日柄の観察も大事です。
上昇が始まってからの若い相場であれば更なる上伸の可能性が高く、十分に伸びきったような日柄であれば反転の芽が出る可能性が高くなっていると言えます。
但し、罫線家たちの経験上、相場サイクルの高値抵抗ラインや高値圏で「上位の連続大陽線」が現れれば、利食いを行うタイミングであると考えられています。
日経平均 | 32307.86(-550.45) |
TOPIX | 2324.47(-35.44) |
JASDAQ | 164.28(-0.47) |
ダウ平均 | 36247.87(+130.49) |
S&P500 | 4604.37(+18.78) |
NASDAQ | 14403.97(+63.97) |
ドル/円 | 144.642(+0.172) |
FTSE100 | 7554.47(+40.75) |
ハンセン | 16334.37(-11.52) |
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