下落相場で現れたら注意すべき酒田罫線「下放れ黒二本」
後続に陰線が連続すれば強い売り圧力による下落を暗示する足形。
「下放れ黒二本」は下落相場でマドを開けて陰線が出現した後、続けて更にもう一本陰線が出現する足形です。
マドの後に連続して陰線が出ると言うパターンですが、その連続した陰線二本の位置関係や並び方には特に定義はありません。
このサイトでは「マド」は二本の罫線の上ヒゲと下ヒゲのレンジ間のギャップであることが基本と考えますが、下落の勢いなどによっては実体同士の値幅間に出来た空白も「マド」と解釈できるような場面が往々にしてあると言うことも意識しておくべきです。
下落トレンドで「マド」を空けて出現した陰線は、一旦下落圧力を調整したとも考えられ、幾分は反発するような場合も多いのですが、「マド」の後に陰線が連続する場合「調整」と言うより「強い売り圧力」が市場にあると考えられます。
「下放れ黒二本」のような足型は暴落の前兆となる場合も少なくありません。
ここは下落トレンドが一気に進むような場面と見て慎重にエントリーや撤退のタイミングを計るべきです。
下方に開く「マド」は多くの場合取引時間外に発生した影響力の強い悪材料がもたらすと考えられます。
しかし、投資家は経験上「マド」が空くとたいていの場合一旦は埋め戻されるものだと期待します。
悪材料への過剰反応なら修正されますし、悪材料の緩和材料が早い段階で出る場合や、ポジション調整によって緩和されることもあります。
「下放れ黒二本」ではこの「マド」の後の二本目の陰線は市場の「マド」を埋め戻そうとするポテンシャルが弱く「悪材料」の払しょくが容易でないことを表していて続落を誘います。
「マド」の出現をきっかけにしてトレンドの方向や勢いが異なったフェーズに入る場合もあります。
単調なトレードを行っているような場合はその後にトレードスタイルの見直しが必要となります。
日経平均 | 31524.22(+376.21) |
TOPIX | 2182.70(+33.41) |
JASDAQ | 164.28(-0.47) |
ダウ平均 | 33061.57(+153.30) |
S&P500 | 4221.02(+41.19) |
NASDAQ | 13100.98(+165.69) |
ドル/円 | 144.642(+0.172) |
FTSE100 | 7539.64(+49.37) |
ハンセン | 18949.94(+733.03) |
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