投資ノウハウ用語「酒田罫線」
酒田五法、酒田罫線を用いたトレードスキル。
罫線とはテクニカル分析のチャートの事で日本では江戸時代から先物相場におけるテクニカル分析(戦前までは主に非時系列系のチャート分析)が広く行われていました。
江戸期には裕福な庶民を中心に西洋のそれに決して劣らない博物学(分類・体系学)や高等数学の一大ブーム(その後一種の趣味として定着)があったと言いますから、江戸時代のテクニカル分析にはそれなりにあなどれないものがあります。
酒田罫線法は江戸時代の罫線家の草分け本間宗久が考案したとされるローソク足チャートを使って相場の状態を読み説く手法で『三山』『三兵』『三川』『三空』『三法』と呼ばれる五種類のローソク足を使って相場パターンを分析した「酒田五法」がとりわけ有名です。
但し酒田五法などの酒田罫線法は相場で日足の四本値が使えるようになった戦後に生まれたものと思われます。
罫線家とはテクニカル分析を用いた相場師のことで、文字通りチャーティスト(テクニカル分析者)のことです。
本間宗久によって作られたとされるローソク足は相場の状態の類型を体系化したものです。
これは現在でも多くのトレーダーに参照されており、とりわけ「酒田五法」は今なお個人投資家には人気の高い指標となっています。
「上げ三法」は上昇過程において出現した大陽線の後、小さな陽線・陰線を三本はらみ、その後再び大陽線大引坊主となったもので、それらの中間に現れる三つの線を休み、三日かかっても先の大陽線を下回れない場合、次に三日の下げを一気に取り戻しての新値追いを捉えようという考えです。
「下げ三法」はこの逆です。
「酒田五法」の詳細については冒頭の「関連記事」のリンクから投資白書の記事を参照してください。
酒田罫線は現在広く知られているローソク足の足形一覧の原型とも言えます。
本間宗久はこれを「足形から市場の心理」を読むと言う視点でまとめあげたとされています。
「足形一覧」の詳細についてはリンクバーから罫線読本の記事を参照してください。
一定の相場経験を積んでいる場合、相場心理の反映と言う視点で、ローソク足形一覧を見ることはそれなりに相場理解のヒントとなるものです。
日経平均 | 31857.62(-14.90) |
TOPIX | 2323.39(-22.12) |
JASDAQ | 164.28(-0.47) |
ダウ平均 | 33507.50(-158.84) |
S&P500 | 4288.05(-11.65) |
NASDAQ | 13219.32(+18.04) |
ドル/円 | 144.642(+0.172) |
FTSE100 | 7608.08(+6.23) |
ハンセン | 17809.66(+436.63) |
ただいま、休日メンテナンス中です。
※一部に不具合が起こることがあります。