投資ノウハウ用語「リフレクティング」
細かく相場の動きに反応してポジショニングを管理するトレードスキル。
(英)Reflecting
リフレクションとはこだまのような反響音などを意味しますが、ここでは相場の動きに機敏に反応する方法と言う意味で使われています。
これは値動きの伸びを認めた時に、更に玉を増やしてゆくピラミッディングと同様に、本来手仕舞いすべきタイミングで、更に値動きの伸びが期待できる時に、そのトレンドの進捗に配慮してポジションの一部を残す手法の事です。
テクニカルのパターン分析を利用した投資法には、一旦ポジショニングした相場が思いのほか多くく伸びることがあります。
投資手法にはポジショニングしたベクトルに更なる継続が期待出来る場合、その継続と言うチャンスを捉えようとするものもあります。
そうした手法のうち、良く知られたものがピラミッディングとリフレクティングです。
ピラミッディングは期待できる価格の伸びに併せて少しづつ、更なるポジションを建てる方法ですが、リフレクティングは本来ポジションを閉じようとするタイミングで、更なる価格の進捗が期待できそうな場合、すべてを閉じるのではなく、ポジションの一部を残して、その後の展開の様子に関わっておこうと言う方法です。
つまり、リフレクティングは、価格の伸びる様子を観察しながら(ポジションを分散して仕舞うことで)、そのトレンドに追従してゆこうとするものです。
ここで、一気に仕舞わないことで、その価格のベクトルにもう一度乗ろうとする手法であると言えます。
相場の理解や、相場観、技量による見立てなどに一定の熟練を積んだ場合には十分に試す価値のある方法でもあります。
利益が出ればまずはその一部を確定させた上で、残りを相場の可能性に賭けると言うことで、玉を更に増やしてゆくピラミッディングにくらべて、利食いした後の一部のポジションを残すと言う事で、一見安全策とも見えますが、残したポジションのリスク自体は普通の残玉のリスクと同様のものであり(先に利益確定した部分だけは保険となるかもしれませんが…)、相場の期待値の見極めと言う点ではピラミッディングと同じく一定の経験や相場観が必要であり、目先の判断や安易な思い付きで利益を期待することは安易な考えであると言えます。
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