投資ノウハウ用語「押し目買い」
相場の値動き逆行現象を利用した相場のトレードスキル。
(英)Reaction
上昇した相場が一旦トレンドを止めて下降することを「価格が押した」などと言います。
「押し目」とはこうして少し下げを見せた後で再び上昇トレンドに戻るようなチャートパターンを言います。
押し目買いはそうした場面で買いを入れるトレード手法です。
相場では出来るだけ安く買って高くなったら売るのが原則ですから、現在の相場が上昇トレンドを崩さない程度に「押し目」がでれば、当然投資家は買いのチャンスとみて、チャートの動きの中にエントリーのタイミングを探します。
またあるいは、新しいトレンドの上昇を確認した後で買いエントリーしようとしても、確認が遅れたため乗り遅れた感じになった時、次のチャンスの目安として「押し目」を待って、そのパターンが確認できたらそこでエントリーすると言う方法がおこなわれます。
これらは一旦「押し目」が出たらそれに続いて一定の上昇が期待できるためです。
押し目は様子見や一旦利益確定をする相場調整ともとれますから、その下押し圧力が消化されると一旦利食った投資家の勢いにも乗って再び上昇の継続が起きます。
押し目には類型的な特徴が認められていて、直近の小ボトム小ピークなどのレンジの三分の一押しから半値押し、三分の二押し、全値押しなどのパターンが頻繁に起こる傾向があります。
ある程度経験を積んだトレーダーなら時々の相場の位相や、板の状態などからフィボナッチ比率やジグザグラインなどを応用して、類型的な押し目の深さを予想して待っています。
これは、特徴的な比率までの押しで価格が反転すればそれが押し目のパターンである可能性が高く、それを押し目と判断して、チャンスを逃さずエントリーできるためです。
こうした押しのフィーリングを覚えて、押し戻しの出来るだけ早いタイミングで「押し目」を判断できるようになることが、有利なポジションをとることにつながります。
押し目を見極めるには一定の経験が要ります。
安易に押し目だと思って手を出すともうそれはトレンド反転にかかっていたり、あるいはトレンドの反転に引っかかったと思って慌てて損切りしたら、実際は深めの押し目でトレンドは継続していたと言う事もあります。
押し目に対する経験や技量がない場合、「押し目買い」はハードルの高い手法であると考えられています。
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