投資ノウハウ用語「ピラミッディング」
仕掛け金額によってリスクを回避し利益を確保するトレードスキル。
(英)Pyramidding
上げ相場ではやがて値崩れする可能性がある一方、当然さらに値上がりする可能性があります。
更なる値上がりがあれば、値上がり前に建てたポジションより多少高値で買ったとしても更に利益を得る可能性もあります。
そうした更なる上昇を狙って、価格の動きに合わせて少しづつ玉を買い増して行く方法をピラミッディングと言います。
いわゆる「利乗せ」とか「乗せ商い」のことです。
上昇が大きいほどその反動のポテンシャルも大きく、ただ買い増してゆけば儲かると言うわけではありません。
そこで、ピラミッディングでは「買い増し」で攻めつつも、反動に備えたリスク管理として、買い増しの回数に応じて、その量(枚数・玉数)を徐々に減らしてゆきます。
これは思わぬ方向に相場が動き出した時に、被害を最小にしつつ撤退すつための方法であるため、思い付きでなく最適化された圧縮で利乗せを行うのが理想です。
このように買い増し枚数がトレードの回数とともに圧縮・減衰する形を上部が減幅してゆくピラミッドに例えたのがピラミッディングの名称の由来です。
一回目より二回目、二回目より三回目の枚数を減らす基準は本来、相場のリスク度に合わせてその都度設計するべきものですが、よくとられる戦略では回数が増すごとに前回の半分程度を買い増してゆきます。
これはギャンアングルのWDギャンによって確立されたと方法とされています。
相場は順調に上昇するとは限らず、順調に伸びている相場もいつ急落が起きるかわからないものなのです。
知られているピラミッディングではその点に関する具体的な見極めのルールは示されていません。
つまりこれは、初心者やパターン分析の知識が十分にない人には、慎重に対処すべきリスキーな方法ともいえます。
反動・急落によって一気に資産を失ってしまう可能性は十分にあり、確立されたテクニックのない方法ですが、波動パターン解析などの経験を積んだ人の場合、使い方によってはリスクを抑えつつ、利益を最大化できる強力な手法とも考えられています。
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