投資ノウハウ用語「オシレータ系指標」
オシレータ系指標の特徴を理解するトレードスキル。
(英)Oscillator Indicators
オシレータとは振動するもののことで、電気機器の用語では発振器のことを言います。
テクニカル分析では価格の動きによって一定範囲の振幅を繰り返すようなチャートを描くインジケータをオシレータと言います。
一般的には一定期間の価格などの動きや傾向をパーセントであらわすことでその動きを明確化しようとするもので、トレンド系のインジケータの様に上昇・下降の各トレンドの明確化が主目的ではなく、過去の一定期間の時系列を百分率で表わして、分析対象の価格が過去一定期間の価格水準に対してどのくらいの位置にあるのか言う状態の把握を主な目的としています。
このことで対象価格が計算期間内の価格レンジに対して売られすぎか買われすぎかと言った過熱状態を判断できます。
また種類によっては、データを上昇分と下降分に分けて比率計算することでトレンドの転換点を見極めけることを目的の一つにしているようなものもあります。
相場の過熱感の検知を目的としたテクニカル指標です。
オシレータ系の指標は、一定の範囲内で振動するように動きます。
この波高の揃った振幅がオシレータ(発振器などの意味)の語源です。
オシレータの動きと指標の動きやベクトルが一致するとは限りません。
文字通りトレンド追尾のテクニカル指標指標です。
上昇トレンドで、指標の数値が上昇し、下降トレンドで指標の数値が下降します。
原則として相場のトレンドと同じベクトルのチャートになります。
オシレータでは計算対象期間の最高値をさらに更新してゆくような場合には実際には上昇しているにも関わらずインジケータは100%に張り付いたままの状態で機能しません。
逆に下落が急激な場合や極端に続く場合にも0%に張り付いてインジケータとしての意味をなくしてしまいます。
この「張り付き」と言う状態がオシレータ系の一つの弱点であり、これが多くの解説でオシレータを単体では使わずに他のインジケータを併用するようにと勧めている理由です。
オシレータはこうした計算期間内のレンジに対して比率で現在価格の位置を表すと言う方法であるために、張り付きの他にも「ダイバージェンス」と言う現象が起きます。
ダイバージェンスとは相違もしくは分岐と言う意味で、この現象は日本語では「逆行」と名付けられています。
つまり実際の価格チャートの向きとオシレータの向きが見かけ上逆向きになると言う意味で、こちらも一定期間を対象とした100分率が価格の向きを正確には反映できないための現象ですが、こちらは実際の価格チャートの勢いに比べてオシレータで見た特定の期間内の勢いが大きく異なっていることを表しており、トレンド転換の一つの予兆パターンとして注意すべき現象とされます。
テクニカル分析で言うオシレータは元来一定の振幅に収める事の出来るものを意味したため、100分率で計算結果を表す状態をいいましたが、100分率を用いない指標でも見かけがオシレータ系の指標に似ている、あるいは見方や用法が同様なものをも含めてオシレータと呼ぶことがあります。
ACオシレータやMACDオシレータは厳密にはオシレータ風のトレンド・フォロー・インジケータと言うことになりなす。
MACDやACオシレータを「オシレータ系指標」をオシレータと呼んでいいのかと言う意見もあるようですが、これらは上記のような意味で広義のオシレータとかんがえることは出来ると思います。
日経平均 | 26739.03(+336.19) |
TOPIX | 1877.37(+17.29) |
JASDAQ | 164.28(-0.47) |
ダウ平均 | 31130.95(-122.18) |
S&P500 | 3882.80(-17.99) |
NASDAQ | 11194.81(-193.68) |
ドル/円 | 127.797(+0.018) |
FTSE100 | 7389.98(+87.24) |
ハンセン | 20717.24(+596.56) |
深夜にメンテナンスをしています。
※少しの間、一部に不具合が続くことがあります。