投資ノウハウ用語「デッドクロス」
移動平均による相場のトレードスキル。
(英)Dead Cross
デッド・クロスはゴールデン・クロスとは逆相のトレード・ポイントです。
これは平均日数の異なる複数の移動平均線を同じ座標上に並べてみる相場判断方で、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下抜けて交差する現象です。
二本の期間の異なる移動平均線によるトレードの判断は、その交叉をもってエントリーのタイミングであるとするのが基本的です。
デッドクロスとは逆の「短期線が長期線を上抜けてクロスするゴールデン・クロス」つまり買いポイントと同様に、デッド・クロスは短期線が長期線を下抜けた時を持って下降トレンドがいよいよ確定したとか決定的だと言う判断の基準にするものであり、そのタイミングを持って「売り」のエントリーポイントと判断します。
但し、これは傾向的なものであって、これを絶対的なサインとしてとらえるのはやや単純すぎます。
このデッド・クロス、ゴールデン・クロスと言うポイントは初心者にもわかりやすく、単純使用なら誰にでも使える可能性が高いものなのですが、実際にこの指標だけ使えば誰でも儲けられると言う話も、これだけで相場を生き抜けると言う話もあまり信用できないと思います。
容易に理解できるものだからこそ、使い道を誤ると思わぬ失敗につながります。
但し、多くのアナリストがその市場解説でこれらの指標を日々使って自分の見解を述べているのも事実です。
「昨日のゴールデンクロス以後、相場は上げてきましたので、市場心理として今日も続伸が期待できます。」あるいは「本日は25日線が75日線に接近しています。このままゆくとデッド・クロスとなりしばらくは弱気の展開が予想されます。」などと言ったこの指標を使った解説では、その後にかなり説得力のある相場展開となることが多いと思えます。
移動平均線のクロス(交差)についてはそれ単体で売買ポイントの直接的なシグナルとして見ると言う使い方より、市場の総合的な判断の参照指標として見ると言うのが現在の一般的な使い方であると思えます。
日経平均 | 32768.43(-462.84) |
TOPIX | 2345.17(-17.48) |
JASDAQ | 164.28(-0.47) |
ダウ平均 | 36204.44(-41.06) |
S&P500 | 4569.78(-24.85) |
NASDAQ | 14185.49(-119.53) |
ドル/円 | 144.642(+0.172) |
FTSE100 | 7512.96(-16.39) |
ハンセン | 16519.06(-126.99) |
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