良いニュースは知らなくても別状ないが、悪いニュースは早く聞いていないと対策が遅れる

ウォール街のものらしい格言には説明が要らないほど明確なものが多いのですが、これもその類です。

悪いニュースがもたらす失敗と言うものは後々まで精神的にも資産的にも大きな傷を残すものです。

大震災の時にネット上で親切にも、とにかく売りだ売りだと警告してくれていた人がいたのに、あの場面でなおかつチャンスと見て結構な買い注文が入っていたことを思うと、人間は悪いニュースに対して「信じたくない」と言うバイアスがかかっているように思えます。

「悪いニュースを早く聞く」と言う意味にはこのバイアスをニュートラルにすると言う意味が（大いに）あります。

この「悪いニュースはにわかに信じられない」と言うバイアスをリセットするだけでも、その重要なニュースの意義にいち早く気づけます。