我れ事において後悔せず

宮本武蔵の大変有名な言葉です。

後悔などを後からしても始まらないと言うことなのですが、そうした後悔などと言う感情を持つこと自体が軍師として矛盾した感情であり、また後悔と言う感情は剣士にとってあってはならないものだとでも言っているのでしょう。

何事も後悔しないように生きろともとれますが、武蔵の言葉であると思うとそうした模範解答的な答えにはやや違和感を覚えます。

良く後悔と反省は違うなどと言いますが、やはり後悔と言う感情自体の無意味さを言っているのでしょう。

相場においては後悔などいくらしてもなにも戻ってこないし始まらないというのは明白なことです。

そうした無意味な感情を持つことが、実は見つめるべきトレードから目をそむけていることになるのかも知れません。