卵を一つのかごに盛るな

直近の水準に照らして相当な割安感が出てきたからと言って、そこをチャンスと見て一気に全資金で買い注文を入れたら、まもなく大きな災害が来てその結果一夜の暴落で大損失が出たと言う事もあります。

相場のアクシデントはどこに潜んでいるかわかりません。

いかにチャンスに見えてもすべての資金を一機投入するからにはそのアクシデントの潜む可能性を覚悟しておく必要があります。

一回のアクシデントで全資金を失うような資金の使い方は、それこそアクシデントの宝庫とも言える相場の参加者の手法としては不向きだと思えます。

分散投資や余剰資金の確保ではこのアクシデントのバリエーションを良く知りその質を見極めてプランニングしないと、分散投資として資金を三つに分けて運用したつもりが、一見別商品で、戦略も異なる三つの方法すべてが同じアクシデントに同様に脆弱だったりもします。

分散投資では損益の平均化だけでなく、金融市場のアクシデントへの配慮も必要です。

これでは卵を一つの籠に盛ったのと同じ結果になります。