「主役」と言うのは市場に影響を及ぼすような大口の投資家、あるいは大口の投資家が揃って行うような投資行動の事です。
「いまオイルマネーが断続的に大規模な買いを入れている」とか「ヘッジファンドが売りに入った」等と言った情報があれば楽なのかもしれませんが、当然のことながら大口の動きがそのようなラベル付きで表示されることはありません。
むしろ大量の注文を市場に悟られないようにこっそりと執行するための方策を色々と工夫しています。
大口は市場のベクトルに対する「読み」もタイミングを計るための「根拠」も一般投資家とは比べ物にならないディープな情報を専門家と大規模な情報システムによって分析したものを元にしているため、仕手株に提灯でぶら下がるようにその投資行動に追随できれば相当精度の高いトレードが出来る可能性があります。
ニュースなどで趨勢としての大口機関投資家などの動きを垣間見られることもあり、そうした流れは常に意識しておくべきものでしょうが、投資に直接役立つ大口の投資行動は価格動向から読むのが普通でしょう。
アルゴリズムトレードについて書かれたネットの情報などを見ればわかりますが、出来高や歩み値に現れる注文の入れ方、価格の変化に現れる思惑、意図にはどうしても隠し切れない特徴が表れることも多く熟練者は板読みやテープリーディングである程度は大口の行動を掴んでいます。
おなじみのテクニカル手法が示すラインでいつも反発や支持が起こるのは多くの投資家が同じような指標を見てそうしたラインを意識し、大口も市場に悟られないように特異な行動は避けて同じようなラインを使って注文を入れてくるからです。
大量の注文が一度に出れば手に取るように大口だとわかるので、そのように工夫して小口に分けたり紛れ込ませたりする手法でくるのですが、熟練者はそうした手口の特徴を知っています。
また仮に、大口が何らかの事情で強引に大量の注文を通そうとする時には、大量注文の円滑な約定のために事前に相場の動きを揺さぶるような行動をすることがあり、こちらもある程度見抜かれています。
原則として機関投資家は買いはVWAPより安い値段で、売りはそれより高い値段で入れると言う一つの基準のようなものもあるようで注意深く観察し経験を積めばある程度はパターンが見えるようになるはずです。
こうした主役の行動を理解することで、一定程度のミストレードは回避できると思います。
「し」から始まるワードは、下の46項目です。
日経平均 | 31524.22(+376.21) |
TOPIX | 2182.70(+33.41) |
JASDAQ | 164.28(-0.47) |
ダウ平均 | 33061.57(+153.30) |
S&P500 | 4221.02(+41.19) |
NASDAQ | 13100.98(+165.69) |
ドル/円 | 144.642(+0.172) |
FTSE100 | 7569.33(+79.06) |
ハンセン | 18949.94(+733.03) |
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