もうはまだなり、まだはもうなり

これは天底の形成とそこからの反転や、仕掛けのタイミングを確認するときの格言のようです。

「もう」と思った気持ちや「まだ」と思う気持ちをもう一度自問確認してみようと言う事です。

もう底値だと判断したとして、まだもう一段の底値がやってくる雰囲気はないか、逆にまだ底値にはいたっていないと思った時に既に底値が来ている兆候はないか、そしてもう、とか、まだと判断した自分の気持ちに焦りや、過度な期待感はないか…、反転共なると大事な場面なので、そういう事を能々チェックしてから執行にかかった方が良いと言う事のようです。

江戸時代の複数の大相場師がこの言葉を残しているそうで、これは相場の定番的な格言であったとする向きもあるようです。

先人がみなこの格言に納得するような失敗や成功の体験をしていると感じてみてはどうでしょう。