中国の易経、革卦にでてくる有名な諺です。
優秀な人は目的達成と言う基準を明確に意識していて、そのために正しい尺度、理にかなった優先順位で物事を見ていると言う意味ではないかと思います。
普通の人は先入観や一時的な衝動、欲望、こだわりなどから目的自体がブレることがあるため、あまり合理的とは言えない、あるいは趣味的な優先順位で物事を見る傾向があるので、優秀な人の方針が時として豹変したように見えてしまうと言う事でしょう。
明智光秀は信長が四国の長宗我部に対する方針を急きょ変更したのがきっかけで本能寺の変と言う謀反に至ったと言う説がありますが、光秀からすれば信長の長宗我部に対する急な方針転換とも言える約束反故は、気まぐれで付き合いきれない性格によるものと映って許せなかった可能性があります。
ところが、信長の方は秀吉に命じた超大国である毛利攻めのその後を考えて、阿波の三好を温存することの方が戦国の世を終わらせると言う目的達成の近道であると考えていたのでしょう。
目的達成と言うキーワードが重要で、そのために何を優先するか、それがもっとも合理的かと言う事を明確化すれば、こだわりや一時的な衝動よりも目的を優先する柔軟な考え方が優先されるはずです。
つまり、必要であれば目的達成と言う最優先事項のために個々の方針などいつでも変更出来る柔軟な考え方を持っているのが君子であると言う事だと思います。
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