買い上手より売り上手

良く稼いでいる投資家は売り相場で稼ぐと聞きますが、これは売り相場の比較的シンプルな動きのもたらすリスクとチャンスを使った手法の有効性を言っているケースが多いと思います。

但しこの格言が言いたいのはそう言う事ではなく、手仕舞い戦略の重要性をのことを「売り上手」と言っているのだだと思います。

投資研究は仕掛けの研究が先行し、そのため後々もそれを引きずって仕掛けに比重が置かれることが多いのですが、やがて相場の理解が進むと、コンスタントに利益を伸ばすための仕舞いの重要性とその難しさに直面します。

「売り上手」とはその「手仕舞い」の重要性と難しさを理解していて、それに対して自分なりに有効な戦略を建てている人を言っているのだと思います。