運鈍根三つのみでは財積めず、勤と倹の二うん忘れるな

「運鈍根」はトレードに大事な三つのものとして「運のよさ、あるいは運を掴む能力」「鈍＝動じない気持ち、あるいは欲につられて何にでも飛びつかない、やたらに心変わりしない」「根気と一貫性」のことを言っています。

「勤倹」の「勤」は勤労、「倹」は倹約のことで浪費することなく真面目に生きると言う意味です。

「にうん」とは「きん」の「ん」と「けん」の「ん」のふたつの「うん（ん）」の語呂合わせだろうと思います。

つまり、トレードに必要な技量やメンタリティーをいくら身に付け、どんなに経験を積んで立派なトレードを行えるようになったところで、ひとたび大きな利益を得たら、その途端に怠惰になったり、浪費癖がでるようでは、トレーダーとしてはそう長くはやっていけないだろうと言う事かと思います。