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Intent Seminar

  投資家は常に平常心で市場の群集心理と向き合う必要があります。


例えば非常に儲かる戦略なり、売買システムなりを手に入れたとします。
実際それで儲けている人もいるとします。
しかし、全く同じロジックを使っても勝てない人がいます。
正しい使い方を心得た人なら、システムの負けが込んだときの対処方は知っています。
システムトレーダーならこうした不利な時はシステムを信じてじっと耐えると言う場面です。
しかし負けが込むと、この「信じる」ことと「堪えること」がとても難しいのです。
とくに、誰かから提供を受けた「儲かるシステム」などを手にしている人や、相場経験の浅い人にとって、他人の作ったものを「信頼」して、負けが込んだ状況に「耐える」と言うのはかなりハードルが高い作業です。

あるいは逆に、自分で苦労して作ったシステムで自身で運用している人がいるとします。
これまでは非常にうまくいっていましたが、最近上手くいかなくなっている場合です。
相場の様相が変わったためにそのシステムが機能しなくなっているにもかかわらず、「もう少し辛抱すれば、今に相場の方からシステムに合わせてくれるはずだ」と言う幻影はシステムを手塩にかけて作った開発者にとってなかなか頭から離れないものです。
これでは、システムの見直しなど、なかなかできずに、ついには負けてしまうこともあります。

仮に幸運に恵まれて、よく儲かる方法を手に入れたとしても、経験とメンタルが伴わなければ、相場で勝つことは難しいのです。
多くの先人が資金管理を重要視するのも、実は「資金管理」と言う作業によって、どうかすると「ブレてしまいそうな、メンタルの冷静さ」を担保しようとする側面が大きいのです。

その一方で、市場では「なんとか儲けたい」と言う「気持ち」がひしめき合うように、(色々な)相場独特のブームを作って過熱したり、冷え込んだりしています。

多くの投資家が研究している相場の(チャート)パターンを形作る大きな要因と思われる、いわゆる群集心理です。
相場と言う現象を形成しているのは、そこに参加している人間の心理です。

相場を知るには人間の「心理」を知ることが大切です。

そして、自分自身の「心理」も知って、自分の「平常心」をどこに置いて保つかと言うことがそのポイントになります。

相場を動かすもの

柴田罫線・柴田秋豊



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