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本間宗久 酒田五法
 [ 酒田五法とは ]
本間宗久
本間宗久は江戸時代中期以降に栄えた出羽国の庄内藩・酒田の豪農・豪商、本間家に出自を持つ伝説の相場師です。
酒田の本間といえば「本間様には及びもせぬが、せめて成りたや殿様(大名)に」と唄に歌われたほどのケタ違いの豪農だったと言われます。
宗久は最初、大坂堂島のコメ相場で活躍し、後に江戸でも多くの伝説的なトレードを行い、また数々の実践的なトレード手法を編み出したとされます。
没年は享和三年(1803年)。

ローソク足の組み合わせによるパターン分析では伝統的な罫線分析である「酒田五法」にルーツをもつものが数多くあると言われています。
その相場の秘伝書の原本とされる「荘内本間宗久翁遺書略伝」の中に「酒田戦術起源」として、「翁は、常時相場に関する覚書を巨細に記録参考とせしが、晩年酒田戦術として一本にまとめ、座右に供え相場に対照して完全に期せり」とあります。
相場を動かすのは風(ファンダメンタルズ)でも幡(景気状態)でもなく、心(市場心理や個々人の相場心理)こそが最も重要であるとして、人間の思惑や欲望が幾重にも折り重なって反映された市場心理(人気)と言うものを見据えたトレードが大事だと説きました。
ローソクのパターン分析は相場の観測と相場類型の統計的分析から生まれた手法で、堂島の米相場では江戸時代からすでに欧米のチャート分析、テクニカル分析に先駆けてこのような高度な手法が用いられていました。
個人的にはローソク罫線によるパターン分析という手法は、その後に欧米人が開発した数々のテクニカル手法群などより(学習・研究の仕方によっては)よほど精度も信頼性も高いものであると感じています。

欧米人は普遍的な原理やメカニズムのロジックを知りたいと言うところから発しているように見えるのに対して、ローソクのそれは、日本的にわかるものをわかれば良い、使えるものを使えば良い、と言った考えがベースにあり、特に「理屈でわからないものは、理屈を超えた境地に至るまではわからない…、」と言う相場の実相をありのままに受け入れ、それに適応した実用的な考えが投資の基準となっています。
この点が近年の欧米風のテクニカル分析手法より優れた点とも言えます。

ローソクによるテクニカル分析では、そのパターンの向こうには市場心理が反映されていると言う見方ができるまで、あえて表計算ソフトなどは使わずに、毎日手書きでローソクを記述すると言う作業も重要です。

本間宗久は相場は頭で理解できる見立てだけでは勝てないとしていますが、体で覚えるという地道な作業こそが、市場心理の動きに自分自身の潜在意識が反応できるようになるための唯一の方法です。
そしてそのように意識下で体得したものが、相場観とか投資における洞察力と言うものの正体とも言えます。


酒田五法」本間宗久がまとめらとされる酒田罫線の有名な相場観測法で、「五法」とは「三山(さんざん)」「三川(さんせん)」「三空(さんくう)」「三兵(さんぺい)」「三法(さんぽう)」と呼ばれる五種の特徴的な相場の見立て法です。


三山は大天井相場や大底相場の終焉・転換の予兆とされるローソク足チャートのパターンです。
「三山(さんざん)とは大天井の体型をあらわす線にして、底値より波乱をくり返しながら順次上昇し、高値より下押し、さらに前の高値付近まで上進し、また、下押して上進する。三度同じ運動をくり返すという体型にして、大天井となるものなれば、断固売り放つをよしとす」とされています。
天井や底に三つ並んだピークやボトムが現れた状態を言います。
三山は三尊とも言い、主尊である阿弥陀像の両脇に二体の脇侍像が並んだ三仏になぞらえたもので、真ん中の阿弥陀に当たる部分が一際高い形をしています。
また、これが底値圏で天地反転して現れるものを逆三尊と言います。

三川の「川」は線に通じ「三本足」が川の字のように並んだ形で、特に三本の真ん中の足が短い上放れ線や下放れ線になった極めて特徴的・象徴的なものを言います。
この形が出ると相場が限界に達してトレンドが転換する予兆とされます。

三空は「空」で表わされるいわゆる「マド」が三つ並んだ状態で予兆が示される相場の転換のパターンです。
三回も連続して中間の価格帯を飛ばした値動きが認められると上昇にしても下降にしても相場の動きの勢いが非常に強いとみなせます。
この窓が何日も埋まらない場合には、新しいトレンドの始まりとして重要なポイントと判断できる可能性が大きくなります。

三兵の「兵」は将棋の駒のことで、陽線もしくは陰線の同相のローソク線が一定の方向感を持って三つ並んだ状態を言い、一定期間トレンドが継続する予兆と見ます。
赤三兵の出現はしっかりした攻め手の駒の足取りとして相場が確実に上昇している状態、黒三兵の出現は同様に守り手である逆方向に確実に駒が足取りを見せたもので相場の下降が確定的な状態と捉えます。

三法の「法」とは相場に取り組む三種の手法のことで「売」と「買」および「休」を言います。
「休」は持ち合い相場・ボックス相場と言った手を出してもあまり意味のない相場での手法ともされ、相場が方向感を見せるまでは待つと言うものです。
相場の一服が見えたら、その後、トレンドの反転あるいは再継続と言う「売」と「買」だけでなく停滞の延長と言う「休」もありうると言う見方です。
一説では三法とは第一手法「買」第二手法「売」第三手法「休」の第三手法のことだとされています。
三法形になる直前の大きな値動きの範疇に収まっている場合は、相場は休止しているとする見方です。
ここは手を出しても意味のない相場で、もみ合ううちにポテンシャルが満ちてくると思わぬ方向に大きく動くことがあり、方向感を確認するまでトレードは「休」と言う事になります。


①三山(さんざん)(三尊天井、逆三尊底)
三山三尊天井
三尊天井は、上値を三度回ためしてみたものの、ブレイクすることのできない状態で、山谷の上下動を繰り返すように三つの山を現出させたものです。
三回山を山を作ったもののブレイクできない状態は上昇エネルギーの限界を暗示しますが、特に真ん中の山が高いものが現出すると天井の形成とその終焉の典型的なパターンとされます。
二つ目の山のを作った後の三度目の上昇で強気継続と言う可能性は残っているので、三つ目の山の崩れるのををみて弱気転換と判断します。

三山逆三尊底
逆三尊底は三尊天井と真逆の形で大底を形成するときに出現すると言われています。
大底で形成されたという確認的シグナルとみられます。
逆三尊は最初のボトムと二つ目のボトムの安値を更新した時点では大底の終焉はまだ確認できない状態ですが、、三つ目のボトムが反発すると買い圧力の終焉と見ることができ、上昇トレンド派の転換が予想されます。


②三川(さんせん)(三川宵の明星 三川明けの明星)
三川宵の明星
三川宵の明星は、上昇トレンドで長めの陽線が出現し、その次の線がマド(空)を開けて上放れした単線の陽線もしくは陰線となったもので、最後の線が陰線となって完成します。
上昇相場が、明星に当たる二本目の線を挟んだ三本足で売り買い勢力拮抗の保ち合い状態となって、その後下落局面に転換するとされます。
上放れてマドを開けた線の、次の線が陰線となると市場心理に上値抵抗感が出ていることを暗示しています。
二本目の線である明星線が出来高を伴ったもので三本目の線が陰線となれば売りシグナルとなります。

三川明けの明星
三川明けの明星は、長期の下落トレンドに長めの陰線が出現し、その次の足がマド(空)を開けて下放れした短線の陰線もしくは陽線となったもので、最後の線が陽線となって完成します。
下落局面にあった相場が、明星に当たる二本目の線を挟んだ三本足で売り買い勢力拮抗の保ち合い状態となって、その後上昇局面に転換するとされます。
下放れてマドを開けた線の、次の線が陽線となると市場心理に底打ち感が出ていることを暗示しています。
二本目の線である明星線が出来高を伴ったもので三本目の線が陽線となれば買いシグナルとなります。

三川上放れ二羽烏
上放れ二羽烏とは、長めの陽線に続いて、上放れて出現した陰線の後、さらに次の線も上放れて始まる陰線が現れて、その最後の陰線が一つ前の上放れ陰線を込む形のものを言い、高値圏での売り転換のシグナルとされます。
陽線の後に上放れて始まった足が失速し陰線で終了、更に次の足も始値はやや勢いを取り戻すものの失速します。
この失速感が上値の重さを暗示しているとされます。


③三空(さんくう)(三空叩き込み・三空踏み上げ)
三空踏み上げ
上昇相場で、四本連続で陽線が出現し、それらが三回続けてマドを開けた状態を三空踏み上げと言います。
過剰な急騰や、過熱感の表れと捉えられます。
過熱感が収まった後は反落に転じることから翌日陰線が出現したら売りのシグナルとされています。

三空叩き込み
下降相場で、四本連続で陰線が出現し、それらが三回続けてマドを開けた状態を三空叩き込みと言います。
急落をしていることから、大きな失望感や投売り状態と捉えられます。
失望感が出尽くした後は反発上昇が期待できことから陽線の出現を確認できれば上昇トレンドに転換するとされます。



④三兵(さんぺい)(赤三兵 黒三兵)
赤三兵
始値が前日の終値より低く終値が前日終値を上回る陽線が三本並んだものを赤三兵と言います。
上昇相場の一服・保ち合い相場の後に出ると、上昇継続あるいは長期の上昇に入る前兆で、買いシグナルとされます。

黒三兵(三羽烏)
上昇相場のあと、前日の終値よりも低く始まった陰線を皮切りに三本連続で窓を開けない陰線が続く形を三羽烏と言います。
下落相場の途中で出ると、トレンド継続あるいは加速の前兆で、売りシグナルとされます。
ただし、連続する陰線にマドがあいていたり、黒三兵を形成する前の線が陽線で、三兵の最初の陰線の始値がその前の陽線の終値を上回っていたりすると、逆に買い目線となる場合もあります。

赤三兵先詰まり/黒三兵先詰まり
「先づまり」は、三兵の三本目に長いヒゲがついているもので、赤三兵の上ヒゲは強気が…、逆に黒三兵の下ヒゲは弱気がそれぞれ鈍っている状態と見なされます。
赤三兵先詰まりは、赤三兵のうち三本目が上ヒゲ陽線や長い上ヒゲを持ったもので、それまでの勢いを跳ね返された弱気転換の予兆とされます。
黒三兵先詰まりも同様に三本目の足に長めの下ヒゲが現れたもので、それまでの弱気に底打ち感が出ている予兆とされます。



⑤三法(さんぽう)(上げ三法 下げ三法)
上げ三法
上昇相場の途中に長い陽線が出現し、それに続く三本の陰線(単に短線とする説もあります)が一時的な押しの形で大陽線の値幅のうちに収まった状態になり、その後、再び長い陽線が出現する形を上げ三法と言います。
この場合の押し状態は方向感を失っており、保ち合い状態となった場合、売買を行っても利益は得にくく、投資効率の悪い相場と見なされます。
直近の陽線の終値が、押し前の大陽線の終値を上回ると買いのシグナルとされますが、反転や停滞の継続も視野に入れて見極める必要があります。

下げ三法
下降相場で大陰線が出現し、それに続く三本の陽線(単に短線と言う説もあります)が一時的な戻しの形で長い陰線の値幅の範囲に収まるような小休止を見せ、その後に再び長い陰線が出現する形を下げ三法と言います。
小休止もしくは様子見の相場となる場合、そのようなレンジの小さい、動きのない相場で利益を得るのは非常に難しく、難しい相場で無理にトレードしようとして手間をかけすぎるとメンタル面でスランプに陥ることもあります。
直近の陰線が終値が、戻り前の大陰線の終値を下回ると売りのシグナルとされますが、その後のベクトルの向きに配慮が必要です。


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